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サイバー攻撃に備え金融庁と金融機関が初訓練
2016-10-24 06:00:20

企業や省庁を狙ったサイバー攻撃が相次ぐ中、金融庁は銀行や保険会社などおよそ80の金融機関とともに、サイバー攻撃に備えた初めての訓練を24日からスタートさせました。
この訓練は、サイバー攻撃が起きた場合、官民が連携して対応できるよう初めて行うもので、銀行や保険会社などおよそ80の金融機関が参加しています。
訓練は4日間行われ、24日は、インターネットの掲示板にサイバー攻撃を予告する書き込みがあり、その後、金融機関のパソコンがウイルスに感染したおそれがあるという想定で訓練を行いました。参加した金融機関はまず、サイバー攻撃による被害が実際に発生しているかを調べ、金融庁に報告する対応を確認しました。そのうえで、こうした事態を受け、インターネット上のサービスを一時的に停止するかどうか、また、顧客にどのように周知するかを判断する訓練に取り組みました。
金融庁によりますと、金融業界ではサイバー攻撃によって顧客の情報が流出するといった事案はまだ発生していませんが、サイバー攻撃は昨年度1年間で100件を超えるなどリスクは高まっているということです。
金融庁のサイバーセキュリティ対策企画調整室の鈴木啓嗣室長は、「訓練の結果について詳細な分析を行うとともに、参加していない金融機関にもしっかり伝えて金融業界全体の対応力を底上げしたい」と話していました。
訓練は4日間行われ、24日は、インターネットの掲示板にサイバー攻撃を予告する書き込みがあり、その後、金融機関のパソコンがウイルスに感染したおそれがあるという想定で訓練を行いました。参加した金融機関はまず、サイバー攻撃による被害が実際に発生しているかを調べ、金融庁に報告する対応を確認しました。そのうえで、こうした事態を受け、インターネット上のサービスを一時的に停止するかどうか、また、顧客にどのように周知するかを判断する訓練に取り組みました。
金融庁によりますと、金融業界ではサイバー攻撃によって顧客の情報が流出するといった事案はまだ発生していませんが、サイバー攻撃は昨年度1年間で100件を超えるなどリスクは高まっているということです。
金融庁のサイバーセキュリティ対策企画調整室の鈴木啓嗣室長は、「訓練の結果について詳細な分析を行うとともに、参加していない金融機関にもしっかり伝えて金融業界全体の対応力を底上げしたい」と話していました。
ソース:NHK ニュース