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鳥取 給食センターが被害でパンと牛乳の給食
2016-10-24 09:08:43
今月21日の地震で震度6弱の激しい揺れを観測した鳥取県倉吉市では、24日から小中学校の授業が始まりましたが、学校給食センターが被害を受け給食にはパンと牛乳が提供されました。
倉吉市の学校給食センターは今月21日の地震で天井や壁などが壊れ、小中学校の給食が作れなくなりました。被災して弁当を用意できない家庭もあると考えられることから、市の教育委員会は給食にパンと牛乳を出すことを決め、隣町の業者などの協力も得ながらおよそ4200人分を用意しました。
倉吉市の東中学校には、午前中コッペパンと牛乳およそ280人分が届けられました。3年生の教室では、特に男子生徒はもの足りない様子で、余ったパンを誰が食べるのか、じゃんけんで決めていました。中学3年の男子生徒は「とても足りなかったのでじゃんけんをしてパンを半分もらいました。せめておかずだけでも自宅から持ってくるようにしたい」と話していました。
担任の教師は「生徒全員が無事で一緒に食事ができるのは幸せですが、育ち盛りなので学校活動や勉強に影響が出るのではないかと心配しています」と話していました。
教育委員会によりますと、学校給食センターは復旧のめどが立っておらず、当面はパンと牛乳の給食になるということです。
倉吉市の東中学校には、午前中コッペパンと牛乳およそ280人分が届けられました。3年生の教室では、特に男子生徒はもの足りない様子で、余ったパンを誰が食べるのか、じゃんけんで決めていました。中学3年の男子生徒は「とても足りなかったのでじゃんけんをしてパンを半分もらいました。せめておかずだけでも自宅から持ってくるようにしたい」と話していました。
担任の教師は「生徒全員が無事で一緒に食事ができるのは幸せですが、育ち盛りなので学校活動や勉強に影響が出るのではないかと心配しています」と話していました。
教育委員会によりますと、学校給食センターは復旧のめどが立っておらず、当面はパンと牛乳の給食になるということです。
パン工場には大量の注文
倉吉市のパン工場では、急きょ、学校給食のための大量の注文が入り、従業員が24日未明からパン作りに追われました。このうち、倉吉市八屋のパン工場では、午前3時から従業員4人が出て、8つの小中学校向けに合わせて1600個余りのコッペパンを焼き上げました。この工場では、ふだんは毎週木曜日に給食向けのパンを作っていますが、22日の夕方、学校給食センターから急きょ注文が入り、在庫として保管していたおよそ100キロの小麦粉などを使って対応したということです。福井製パン所の福井良一社長(53)は、「子どもたちは地震で大変だと思いますが、パンを食べる間だけでもゆっくりしてほしいという気持ちでパンを作りたい」と話していました。
ソース:NHK ニュース