Show Furigana
1歳未満の子ども 就寝中に窒息死相次ぐ 大人用寝具が原因か
2016-10-24 11:24:58

1歳未満の幼い子どもがベッドや布団などで就寝中に窒息して死亡する事故が相次いでいることについて、消費者庁が分析結果を公表し、多くは大人用の寝具が原因になっていると見られるとして、ベビーベッドや子ども用の固めのマットレスを使うことなどを呼びかけています。
消費者庁が平成22年からおととしまでの5年間に亡くなった1歳未満の子どもの死因を今回初めて分析したところ、ベッドや布団などで就寝中に窒息して死亡した子どもは5年間で160人に上ることがわかりました。
この分析結果について、消費者庁は24日に会見を開いて詳しい内容を説明しました。それによりますと、分析には個別の死因などが記された厚生労働省の人口動態調査に使われる調査票が使われ、事故のほとんどが家庭内で起きていることがわかりました。
詳細が明らかになっている事故の状況を具体的に見ますと、顔がマットレスなどに埋まったケースが33件、掛け布団などが顔を覆ったりしたケースが17件、ベッドと壁の隙間などに挟まれたケースが13件などとなっていて、多くは大人用の寝具が原因になっていると見られるということです。また、一緒に寝ていた家族の体の一部で圧迫されたケースも5件ありました。
そのうえで注意点として、できるだけベビーベッドに寝かせることや、敷布団やマットレスは子ども用の固めのものを使用し、掛け布団は子どもが払いのけられる軽いものを使用すること、枕やタオル、衣服など口や鼻を覆ってしまうようなものは置かないことなどを挙げています。
消費者庁は都道府県の保健部局と協力して、幼い子どもを抱えた保護者に直接、注意点を伝えるなど、防止策を検討していきたいとしています。
この分析結果について、消費者庁は24日に会見を開いて詳しい内容を説明しました。それによりますと、分析には個別の死因などが記された厚生労働省の人口動態調査に使われる調査票が使われ、事故のほとんどが家庭内で起きていることがわかりました。
詳細が明らかになっている事故の状況を具体的に見ますと、顔がマットレスなどに埋まったケースが33件、掛け布団などが顔を覆ったりしたケースが17件、ベッドと壁の隙間などに挟まれたケースが13件などとなっていて、多くは大人用の寝具が原因になっていると見られるということです。また、一緒に寝ていた家族の体の一部で圧迫されたケースも5件ありました。
そのうえで注意点として、できるだけベビーベッドに寝かせることや、敷布団やマットレスは子ども用の固めのものを使用し、掛け布団は子どもが払いのけられる軽いものを使用すること、枕やタオル、衣服など口や鼻を覆ってしまうようなものは置かないことなどを挙げています。
消費者庁は都道府県の保健部局と協力して、幼い子どもを抱えた保護者に直接、注意点を伝えるなど、防止策を検討していきたいとしています。
ソース:NHK ニュース