Show Furigana
津波被害の畑跡に再生エネルギー活用の野菜工場
2016-10-25 08:18:59

東日本大震災で被災して使えなくなった宮城県石巻市の畑などの跡地に、再生可能エネルギーなどを活用してトマトやパプリカを栽培する工場が完成し、25日、施設の内部が報道関係者に公開されました。
石巻市北上町では、河口近くにあった畑などが東日本大震災の際に津波の被害を受けて使えなくなりましたが、県や市、それに地元の住民などで作る共同事業体が跡地に野菜の栽培工場の建設を進めてきました。工場はことし8月に完成し、すでに操業を始めていて、本格的な出荷を前に、25日に施設の内部が報道関係者に公開されました。
合わせて2ヘクタールを超える広大な温室では、トマトやパプリカが水耕栽培され、コンピューターによる温度管理で年間を通して出荷することができます。また、環境にも配慮し、再生可能エネルギーの木質チップを暖房の燃料にするほか、くみ上げた地下水も温度調節に生かすということです。
工場の運営会社の鈴木嘉悦郎社長は、「津波で荒れ地となった、この場所に工場が完成し、感無量です。震災後に地元を離れた人も多いので、雇用の場も提供していきたい」と話していました。
工場では来月からトマトの出荷が始まるということです。
合わせて2ヘクタールを超える広大な温室では、トマトやパプリカが水耕栽培され、コンピューターによる温度管理で年間を通して出荷することができます。また、環境にも配慮し、再生可能エネルギーの木質チップを暖房の燃料にするほか、くみ上げた地下水も温度調節に生かすということです。
工場の運営会社の鈴木嘉悦郎社長は、「津波で荒れ地となった、この場所に工場が完成し、感無量です。震災後に地元を離れた人も多いので、雇用の場も提供していきたい」と話していました。
工場では来月からトマトの出荷が始まるということです。
ソース:NHK ニュース