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社長殺害し1億7000万円詐取 被告2人に無期懲役
2016-10-25 10:48:50

知り合いの会社社長を殺害し、およそ1億7000万円を貸金庫からだまし取った罪などに問われた2人の被告の裁判員裁判で、東京地方裁判所は、「金のためには他人の生命さえ顧みない非常に悪質な犯行だ」として、いずれも無期懲役の判決を言い渡しました。
去年10月、前橋市内の住宅の跡地で青森県弘前市の不動産会社社長、小澤道明さん(当時62)が遺体で見つかり、知り合いの山口安夫被告(66)と坂巻勝美被告(54)が3年前に小澤さんを殺害し、およそ1億7000万円を貸金庫からだまし取ったとして、強盗殺人や詐欺などの罪に問われました。
坂巻被告は起訴された内容を認め、山口被告は詐欺などの罪は認めましたが、強盗殺人の罪については無罪を主張していました。
25日の判決で、東京地方裁判所の石井俊和裁判長は、実行犯の坂巻被告には、被害者との面識がなかったことや殺害の場にいた山口被告が止めなかったことなどから殺害することを2人で決めていたと指摘し、山口被告の主張を退けました。そのうえで、「金のためには他人の生命さえ顧みない非常に悪質な犯行で、責任は誠に重い」として、検察の求刑どおり、2人に無期懲役を言い渡しました。
坂巻被告は起訴された内容を認め、山口被告は詐欺などの罪は認めましたが、強盗殺人の罪については無罪を主張していました。
25日の判決で、東京地方裁判所の石井俊和裁判長は、実行犯の坂巻被告には、被害者との面識がなかったことや殺害の場にいた山口被告が止めなかったことなどから殺害することを2人で決めていたと指摘し、山口被告の主張を退けました。そのうえで、「金のためには他人の生命さえ顧みない非常に悪質な犯行で、責任は誠に重い」として、検察の求刑どおり、2人に無期懲役を言い渡しました。
ソース:NHK ニュース