原発げんぱつ事故じこの自主じしゅ避難ひなん者しゃへの支援しえん継続けいぞくを訴うったえ

福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつの事故じこで自主じしゅ的てきに避難ひなんしている人ひとに対にたいする借り上かりあげ住宅じゅうたくなどの無償むしょう提供ていきょうが来年らいねん３月さんがつで終了しゅうりょうすることを受うけて支援しえんの継続けいぞくを呼よびかける集会しゅうかいが東京とうきょう都内とないで開ひらかれました。

福島ふくしま県けんは、原発げんぱつ事故じこの影響えいきょうで福島ふくしま県けんの避難ひなん指示しじ区域くいきの外そとから自主じしゅ的てきに避難ひなんしている人ひとたちに対にたいする借り上かりあげ住宅じゅうたくなどの無償むしょう提供ていきょうを、来年らいねん３月さんがつで終了しゅうりょうすることにしています。これを受うけて、日弁連にちべんれん＝日本にっぽん弁護士べんごし連合れんごう会かいは、自主じしゅ避難ひなん者しゃへの支援しえんの継続けいぞくを呼よびかけようと、東京とうきょう・千代田ちよだ区くで集会しゅうかいを開ひらきました。

この中なかで、福島ふくしま県けんいわき市しから東京とうきょう都内とないに避難ひなんしている鴨下かもした祐也ゆうやさんは、「避難ひなん者しゃは福島ふくしまに戻もどるか移住いじゅうするかの選択せんたくを迫せまられ、追い込おいこまれている。避難ひなん生活せいかつは経済けいざい的てきな負担ふたんも大おおきく、無償むしょうの住宅じゅうたくは命綱いのちづななので奪うばわないでほしい」と訴うったえました。

日弁連にちべんれんなどによりますと、避難ひなん先さきの都道とどう府県ふけんの多おおくでは、公営こうえい住宅じゅうたくを用意よういするといった支援しえん策さくが検討けんとうされていますが、自治体じちたいによっては、ほかの住民じゅうみんと同おなじように家賃やちんの支払しはらいが必要ひつようだったり、戸数こすうが限かぎられていたりするということです。日弁連にちべんれんの担当たんとうの二宮にのみや淳あつし悟さとる弁護士べんごしは、「自治体じちたいの支援しえんは評価ひょうかできるが、受け入うけいれ先さきによって対応たいおうにばらつきがあるのが問題もんだいだ。福島ふくしま県けんには支援しえん打ち切うちきりの撤回てっかいを求もとめるとともに、国くにには財政ざいせい支援しえんを求もとめたい」と話はなしています。

ソース：NHK ニュース