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病院給食から異臭で名古屋市が立ち入り調査
2016-10-27 08:57:07
名古屋市にある国立病院機構・東名古屋病院の重度心身障害者の病棟で、25日、入院患者に出された朝食のスープなどから塩素のような異臭がした問題で、27日、名古屋市の保健所が病院を立ち入り調査し、調理手順などを詳しく調べました。警察は、病院内で何者かが消毒液などを混入させた疑いもあると見て捜査しています。
名古屋市名東区の国立病院機構・東名古屋病院で、25日、重度心身障害者が入院する病棟で出された朝食のスープや一緒に配られたうがい用のコップから塩素のような異臭がしました。このスープは同じ病棟の患者26人に提供されましたが、これまでのところ健康被害は確認されていないということです。
この問題を受けて、27日、名古屋市の3つの保健所が合同で、病院の調理手順や衛生管理に問題がなかったか、食品衛生法と水道法に基づき立ち入り調査を行いました。調査はおよそ2時間にわたって行われ、食器や洗剤の調理室での取り扱い方や、患者に提供するまでの配膳のルートなどを確認したということです。また、調理などに使われる飲料水の塩素の残留濃度などを測定する簡易検査を行ったほか、病院内で使われる水がためてある貯水槽に異常がないか調べたということです。
名古屋市によりますと、27日の調査では特に問題はなかったということで、今後、聞き取った内容などを精査することにしています。
一方、病院から通報を受けた警察が調べたところ、食器に残されたスープなどから比較的強いにおいがしていたことがわかったということです。警察は、病院内で何者かが消毒液などを混入させた疑いもあると見て捜査するとともに、提出を受けた調理室の消毒液を鑑定するなどして異臭の原因の特定を進めています。
この問題を受けて、27日、名古屋市の3つの保健所が合同で、病院の調理手順や衛生管理に問題がなかったか、食品衛生法と水道法に基づき立ち入り調査を行いました。調査はおよそ2時間にわたって行われ、食器や洗剤の調理室での取り扱い方や、患者に提供するまでの配膳のルートなどを確認したということです。また、調理などに使われる飲料水の塩素の残留濃度などを測定する簡易検査を行ったほか、病院内で使われる水がためてある貯水槽に異常がないか調べたということです。
名古屋市によりますと、27日の調査では特に問題はなかったということで、今後、聞き取った内容などを精査することにしています。
一方、病院から通報を受けた警察が調べたところ、食器に残されたスープなどから比較的強いにおいがしていたことがわかったということです。警察は、病院内で何者かが消毒液などを混入させた疑いもあると見て捜査するとともに、提出を受けた調理室の消毒液を鑑定するなどして異臭の原因の特定を進めています。
通報までの経緯は
国立病院機構・東名古屋病院は、神経内科や呼吸器科など24の診療科があり、ベッド数は468床。27日現在、およそ330人が入院しています。
病院と警察によりますと、スープは、おとといの午前6時ごろに病院の敷地内の北側にある調理室で作られました。そして、看護師が配膳車に載せて、うがい用のコップと一緒に重度心身障害者の病棟まで運んだということです。
配膳直後の午前6時50分ごろ、スープが提供された同じ病棟の入院患者26人のうち1人が「スープから異臭がする」と訴えました。このため看護師が調べたところ、塩素のような異臭が確認されたということです。また、職員が、食事と一緒に運ばれたうがい用のコップを回収して調べたところ、1つのコップからも同じようなにおいがしたということで、病院は警察に通報しました。
病院と警察によりますと、スープは、おとといの午前6時ごろに病院の敷地内の北側にある調理室で作られました。そして、看護師が配膳車に載せて、うがい用のコップと一緒に重度心身障害者の病棟まで運んだということです。
配膳直後の午前6時50分ごろ、スープが提供された同じ病棟の入院患者26人のうち1人が「スープから異臭がする」と訴えました。このため看護師が調べたところ、塩素のような異臭が確認されたということです。また、職員が、食事と一緒に運ばれたうがい用のコップを回収して調べたところ、1つのコップからも同じようなにおいがしたということで、病院は警察に通報しました。
ソース:NHK ニュース