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差別的発言で沖縄県議会が抗議決議を可決
2016-10-28 08:10:55

沖縄のアメリカ軍北部訓練場のヘリコプター発着場の建設に抗議する人に対し、大阪府警から派遣されていた機動隊員が差別的な発言をした問題を受けて、沖縄県議会は、「県民の誇りと尊厳を踏みにじるものだ」とする抗議決議を賛成多数で可決しました。
アメリカ軍北部訓練場のヘリコプター発着場の建設をめぐり、今月、警備のため派遣されていた大阪府警の機動隊員2人が抗議していた人に対し、「土人」などと差別的な発言をしていたことがわかり、2人は戒告の懲戒処分を受けました。
これについて、28日開かれた沖縄県議会の臨時議会で、与党と中立の会派が抗議決議案を提出しました。
この中では、「発言は沖縄県民の誇りと尊厳を踏みにじり、県民の心に癒やしがたい深い傷を与えた。このようなことが繰り返されないよう強く要請する」などとしています。
これに対し、県議会の野党・自民党は、「発言は不適切だが、県民全体に対するものではなく県議会の決議になじまない」などと反対しました。
このあと、抗議決議案の採決が行われ、与党と中立会派の賛成多数で可決されました。
一方、自民党は、「反対派による警察官の人格、尊厳を傷つける発言は問題とせず、警察官の発言のみ取り上げることはあまりに一方的と言わざるをえない」とする意見書案を提出しましたが、与党の会派が「警察と市民を同列にすること自体が間違っており、議論のすり替えだ」と主張し、反対多数で否決されました。
県議会は、可決された抗議決議を県警察本部や県公安委員会に提出することにしています。
これについて、28日開かれた沖縄県議会の臨時議会で、与党と中立の会派が抗議決議案を提出しました。
この中では、「発言は沖縄県民の誇りと尊厳を踏みにじり、県民の心に癒やしがたい深い傷を与えた。このようなことが繰り返されないよう強く要請する」などとしています。
これに対し、県議会の野党・自民党は、「発言は不適切だが、県民全体に対するものではなく県議会の決議になじまない」などと反対しました。
このあと、抗議決議案の採決が行われ、与党と中立会派の賛成多数で可決されました。
一方、自民党は、「反対派による警察官の人格、尊厳を傷つける発言は問題とせず、警察官の発言のみ取り上げることはあまりに一方的と言わざるをえない」とする意見書案を提出しましたが、与党の会派が「警察と市民を同列にすること自体が間違っており、議論のすり替えだ」と主張し、反対多数で否決されました。
県議会は、可決された抗議決議を県警察本部や県公安委員会に提出することにしています。
ソース:NHK ニュース