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東亜建設工業 千葉と富山の港湾工事も地盤強度不足
2016-10-28 12:07:40
東京の建設会社、東亜建設工業が空港などの液状化対策の工事で、施工データを改ざんするなどの不正を行っていた問題で、同様の工法で行われた千葉県と富山県の港湾の工事でも地盤の強度が不足していたことが国土交通省の調査で明らかになりました。会社では今後、補修を行うことにしています。
東亜建設工業は、羽田空港や福岡空港などの複数の液状化対策工事で、工事が適切に行われていなかったのに、データを改ざんして国にうその報告をしていたことが明らかになっています。
問題の発覚を受けて、国土交通省が民間の業者に依頼して、過去10年間に東亜建設工業が同様の工法で行った22件の工事について、改めて地盤の強度を調べたところ、千葉県の千葉港と、富山県の伏木富山港の護岸や岸壁の補強工事で強度不足が判明したということです。
国土交通省によりますと、いずれも地盤を改良するための薬液が固まる前に、地下に流れ出たことが原因とみられ、千葉港では設計上の強度の半分程度、伏木富山港では8分の1程度しかなかったということです。
一方、2つの工事ではデータの改ざんなどは確認されず、工事範囲は狭いため、ふだんの利用には支障がないということです。
今後、東亜建設が費用を負担して補修工事を行うとともに、液状化対策工事の施工や管理のあり方について、専門家の意見を踏まえ改善点を検討するということです。
また、関東と北陸、四国、それに九州の各地方整備局は国土交通省の調査が終了したことを受けて、東亜建設工業を6週間から最大6か月の指名停止処分としました。
問題の発覚を受けて、国土交通省が民間の業者に依頼して、過去10年間に東亜建設工業が同様の工法で行った22件の工事について、改めて地盤の強度を調べたところ、千葉県の千葉港と、富山県の伏木富山港の護岸や岸壁の補強工事で強度不足が判明したということです。
国土交通省によりますと、いずれも地盤を改良するための薬液が固まる前に、地下に流れ出たことが原因とみられ、千葉港では設計上の強度の半分程度、伏木富山港では8分の1程度しかなかったということです。
一方、2つの工事ではデータの改ざんなどは確認されず、工事範囲は狭いため、ふだんの利用には支障がないということです。
今後、東亜建設が費用を負担して補修工事を行うとともに、液状化対策工事の施工や管理のあり方について、専門家の意見を踏まえ改善点を検討するということです。
また、関東と北陸、四国、それに九州の各地方整備局は国土交通省の調査が終了したことを受けて、東亜建設工業を6週間から最大6か月の指名停止処分としました。
ソース:NHK ニュース