Show Furigana
ママは五輪アスリート 子育てと競技の両立セミナー
2016-10-31 13:04:26

出産後も活躍するアスリートを目指してもらおうと、子育てをしながらリオデジャネイロオリンピックに出場した女性選手たちが、育児と競技の両立のしかたを紹介するセミナーが東京都内で開かれました。
セミナーには19の競技団体の女性選手や指導者が参加しました。みずからの経験を語ったのは小学3年生の長女を育てながらリオオリンピックの7人制ラグビーに出場した兼松由香選手(34)です。兼松さんは「長期間の遠征の際は自分や夫の両親に育児を手伝ってもらって乗り越えることができた」と述べ、身近な人たちの理解と支援が育児と競技の両立に欠かせないと訴えました。また、「出産前、運動ができるぎりぎりのときまでトレーニングをして、出産後に早く体力が回復できるように努めた」と話し、復帰を意識して準備することが大切だと呼びかけました。
そして、「子どもがいることで、限られた時間に集中して練習をするようになった。出産をポジティブに捉え、競技との両立を目指して欲しい」と話していました。
日本では出産後に競技を続ける選手は少なく、国は強化指定選手のベビーシッター代を補助するなどして支援を進めています。セミナーを開いた日本スポーツ振興センターの土肥美智子さんは「出産で競技生活を諦めるのは残念だ。セミナーが、アスリートとして新たな道を開くきっかけになって欲しい」と話していました。
そして、「子どもがいることで、限られた時間に集中して練習をするようになった。出産をポジティブに捉え、競技との両立を目指して欲しい」と話していました。
日本では出産後に競技を続ける選手は少なく、国は強化指定選手のベビーシッター代を補助するなどして支援を進めています。セミナーを開いた日本スポーツ振興センターの土肥美智子さんは「出産で競技生活を諦めるのは残念だ。セミナーが、アスリートとして新たな道を開くきっかけになって欲しい」と話していました。
兼松選手「海外で見たのがきっかけ」
兼松選手が母親となっても選手を続けようと思ったのは20歳のとき。ニュージーランドへの留学で、クラブチームに母親選手がいて、子どもを練習場に連れてくる姿を見た時でした。「グラウンドの脇で選手の子どもが遊んでいる風景が当たり前だった。日本もそうなったらいいと思った」と話しています。
24歳で出産したあとも選手を続け、走るスピードや筋力も向上し、リオオリンピックに出場しました。今後も現役を続け、母親選手として後輩の見本になりたいと考えています。
24歳で出産したあとも選手を続け、走るスピードや筋力も向上し、リオオリンピックに出場しました。今後も現役を続け、母親選手として後輩の見本になりたいと考えています。
ソース:NHK ニュース