原発げんぱつ事故じこ賠償ばいしょう担当たんとうの東電とうでん社員しゃいんが労災ろうさい申請しんせい

原発げんぱつ事故じこの賠償ばいしょうの業務ぎょうむを担当たんとうしてきた東京とうきょう電力でんりょくの社員しゃいんが、仕事しごとで精神せいしん的てきに追い詰おいつめられうつ病うつびょうになったとして３さん１いち日にち、労災ろうさいを申請しんせいし記者きしゃ会見かいけんしました。

記者きしゃ会見かいけんによりますと、東京とうきょう電力でんりょく社員しゃいんの一井いちい唯ゆい史しさん（３さん５ご）は、福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつの事故じこが起おきた年としの平成へいせい２に３さん年ねん９月くがつから法人ほうじんへの賠償ばいしょうの業務ぎょうむに携たずさわり、多おおいときで１いち８はち０ぜろ社しゃを担当たんとうし、月つきに１いち７なな０ぜろ時間じかん近ちかい残業ざんぎょうをすることもあったということです。また、上司じょうしからの指示しじと賠償ばいしょうを求もとめる会社かいしゃとの調整ちょうせいで精神せいしん的てきに追い詰おいつめられ、うつ病うつびょうになったとして３さん１いち日にち、労働ろうどう基準きじゅん監督かんとく署しょに労災ろうさいを申請しんせいしました。

一井いちいさんは、休職きゅうしょくの期間きかんが終了しゅうりょうする来月らいげつ初旬しょじゅんの解雇かいこを通知つうちされているということで、「体からだを壊こわすまで賠償ばいしょう業務ぎょうむに尽つくしてきたが、会社かいしゃの対応たいおうには納得なっとくがいかない」と話はなしていました。東京とうきょう電力でんりょくは「労基署ろうきしょから事実じじつ関係かんけいについて照会しょうかいがあれば真摯しんし（しんし）に対応たいおうしたい」とコメントしています。

ソース：NHK ニュース