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少女誘拐裁判 被害者の母「一生刑務所から出さないで」
2016-11-02 03:07:42

2年前、埼玉県朝霞市で女子中学生が誘拐され、ことし3月に保護された事件で、監禁傷害などの罪に問われている男の裁判が開かれ、被害者の母親が「できれば一生、刑務所から出さないでほしい」と訴えました。
東京・中野区の寺内樺風被告(24)は、おととし3月、埼玉県朝霞市で下校途中だった当時中学1年の女子生徒を誘拐したうえ、保護されることし3月までの2年間、自宅マンションに監禁してPTSD=心的外傷後ストレス障害を負わせたとして、未成年者誘拐や監禁傷害などの罪に問われています。
ことし9月の初公判で、寺内被告は、未成年者誘拐などの罪については起訴された内容を認めた一方で、監禁傷害の罪については「2年間にわたって監視していたという意識はありません」と述べていました。
2日、さいたま地方裁判所で開かれた裁判で被害者の母親の証人尋問が行われ、母親は、「娘は1人で外出ができず、社会復帰できる日が本当に来るのかどうか不安です」と述べました。そのうえで、「この2年間は、あなたと過ごすための2年ではありません。娘がどんなにつらくて悲しかったかと思うと、かわいそうでなりません。できれば一生、刑務所から出さないで欲しい」と訴えました。裁判は午後も開かれ、寺内被告への被告人質問が行われる予定です。
ことし9月の初公判で、寺内被告は、未成年者誘拐などの罪については起訴された内容を認めた一方で、監禁傷害の罪については「2年間にわたって監視していたという意識はありません」と述べていました。
2日、さいたま地方裁判所で開かれた裁判で被害者の母親の証人尋問が行われ、母親は、「娘は1人で外出ができず、社会復帰できる日が本当に来るのかどうか不安です」と述べました。そのうえで、「この2年間は、あなたと過ごすための2年ではありません。娘がどんなにつらくて悲しかったかと思うと、かわいそうでなりません。できれば一生、刑務所から出さないで欲しい」と訴えました。裁判は午後も開かれ、寺内被告への被告人質問が行われる予定です。
ソース:NHK ニュース