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中国製の模倣品流入防げ ベトナムで対策セミナー
2016-11-04 12:28:51

中国でつくられた日本製品の模倣品の流入を防ごうと、中国と国境を接するベトナム北部の町で、税関職員などを対象にした初めてのセミナーが開かれました。
このセミナーは、中国からベトナムに多くの日本製品の模倣品が流入する中、JETRO=日本貿易振興機構が中国と国境を接するベトナム北部のラオカイ省で開いたもので、ベトナムの税関職員など100人以上が参加しました。
セミナーでは日本のさまざまなメーカーの担当者が報告を行い、このうちスポーツ用品メーカーの担当者は、模倣品のラケットが折れて近くにいた人がおおけがをしたケースや、模倣品の服を着ていた子どもが服に使われていた塗料のせいでやけどのような症状を発症したケースなどを紹介し、続いて本物と模倣品の見分け方を詳しく説明しました。
会場の外には、本物の製品と模倣品を並べて展示したコーナーも設けられ、参加者たちは製品を1つ1つ手にとって見比べていました。
ベトナムでおととし1年間に税関で模倣品が摘発された件数は24件にとどまっていて、水際での摘発の強化が課題となっています。セミナーに参加したメーカーの担当者は「模倣品は繰り返し持ち込まれるため、長期間対策を講じないと効果が出ないが、セミナーを通じて偽物の見分け方を勉強してもらい、中国から入ってくる模倣品を差し押さえてほしい」と話していました。
セミナーでは日本のさまざまなメーカーの担当者が報告を行い、このうちスポーツ用品メーカーの担当者は、模倣品のラケットが折れて近くにいた人がおおけがをしたケースや、模倣品の服を着ていた子どもが服に使われていた塗料のせいでやけどのような症状を発症したケースなどを紹介し、続いて本物と模倣品の見分け方を詳しく説明しました。
会場の外には、本物の製品と模倣品を並べて展示したコーナーも設けられ、参加者たちは製品を1つ1つ手にとって見比べていました。
ベトナムでおととし1年間に税関で模倣品が摘発された件数は24件にとどまっていて、水際での摘発の強化が課題となっています。セミナーに参加したメーカーの担当者は「模倣品は繰り返し持ち込まれるため、長期間対策を講じないと効果が出ないが、セミナーを通じて偽物の見分け方を勉強してもらい、中国から入ってくる模倣品を差し押さえてほしい」と話していました。
ソース:NHK ニュース