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山口・岩国の宅地開発事業で住民敗訴確定 最高裁
2016-11-04 11:29:47
山口県岩国市の愛宕山地域で進められた宅地開発事業をめぐり、住民グループが国が事業の廃止を認めたのは不当だと訴えた裁判で、最高裁判所は、住民グループの上告を退ける決定を出し敗訴が確定しました。
山口県岩国市の愛宕山地域は、アメリカ軍岩国基地の滑走路を海上に移設するために埋め立て用の土砂が採掘されこの跡地を宅地として分譲する計画が進められましたが、山口県と岩国市は大幅な赤字になるとして宅地開発事業の廃止を決め、国も平成21年に廃止を認める決定をしました。
これについて周辺に住む住民グループは、廃止を認めた決定の取り消しなどを国に求めましたが、1審の広島地方裁判所と2審の広島高等裁判所で「事業の廃止には公益上の必要性がある」などとして訴えを退けられ、上告していました。
これについて最高裁判所第3小法廷の大橋正春裁判長は、4日までに上告を退ける決定を出し、住民グループの敗訴が確定しました。
これについて周辺に住む住民グループは、廃止を認めた決定の取り消しなどを国に求めましたが、1審の広島地方裁判所と2審の広島高等裁判所で「事業の廃止には公益上の必要性がある」などとして訴えを退けられ、上告していました。
これについて最高裁判所第3小法廷の大橋正春裁判長は、4日までに上告を退ける決定を出し、住民グループの敗訴が確定しました。
ソース:NHK ニュース