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インドネシアで日本の津波の経験から考える防災セミナー
2016-11-05 09:05:32
国連で制定された11月5日の「世界津波の日」に合わせ、2004年のインド洋大津波の最大の被災地インドネシア・アチェ州で、東日本大震災の被災地の人も参加して防災セミナーが開かれ、日本の経験を基に津波にどのように備えるか、改めて確認しました。
このセミナーは、インド洋大津波で16万人以上が犠牲になったインドネシアのアチェ州の地元政府が防災教育を定着させようと、JICA=国際協力機構の協力を得て、「世界津波の日」に合わせ、開きました。
会場には、地元の住民の代表や児童や生徒、合わせておよそ150人が集まりました。
会場では、はじめに江戸時代、今の和歌山県で起きた地震で、稲の束に火を放って村人たちを高台に誘導し、津波から救った商人の伝記、「稲むらの火」の紙芝居がインドネシア語で紹介されました。
続いて、東日本大震災の際、子どもたちがみずからの判断で避難した「釜石の奇跡」で知られる岩手県の中学校で当時、副校長を務めていた村上洋子さんが講演しました。
この中で、村上さんが津波に備えるためには、生徒だけでなく地元の住民にも避難訓練などに参加してもらうなどして、地域で助け合う意識を持つことが大切だと訴えると、参加者たちはメモを取るなどして聞き入っていました。
参加した15歳の女子生徒は「新しく学んだことは、友達にも伝えたいです。訓練や防災の知識をもっと学びたいです」と話していました。
会場には、地元の住民の代表や児童や生徒、合わせておよそ150人が集まりました。
会場では、はじめに江戸時代、今の和歌山県で起きた地震で、稲の束に火を放って村人たちを高台に誘導し、津波から救った商人の伝記、「稲むらの火」の紙芝居がインドネシア語で紹介されました。
続いて、東日本大震災の際、子どもたちがみずからの判断で避難した「釜石の奇跡」で知られる岩手県の中学校で当時、副校長を務めていた村上洋子さんが講演しました。
この中で、村上さんが津波に備えるためには、生徒だけでなく地元の住民にも避難訓練などに参加してもらうなどして、地域で助け合う意識を持つことが大切だと訴えると、参加者たちはメモを取るなどして聞き入っていました。
参加した15歳の女子生徒は「新しく学んだことは、友達にも伝えたいです。訓練や防災の知識をもっと学びたいです」と話していました。
ソース:NHK ニュース