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いじめ苦に自殺した子の親たち 教師に対する教育の徹底を訴え
2016-11-05 09:16:46
いじめを苦に自殺する子どもが後を絶たない中、東京でシンポジウムが開かれ、学校現場でいじめに対する理解が進んでいないとして、教師に対する教育の徹底などを訴えました。
このシンポジウムは、いじめの被害者などを支援しているNPO法人が開き、遺族などがそれぞれの思いを語りました。
このうち、ことし8月、いじめを苦に自殺したと見られる青森県の中学2年生、葛西りまさんの父親の剛さんは、学校側の不十分な対応を指摘したうえで、「子どもは自分の身を守るすべを知らないので、学校の中ですぐに頼れるのは先生しかいない」と訴えました。
また、おととし、いじめによって自殺したと見られる青森県の高校生大森七海さんの母親は「娘が無視や、嫌がらせを受けていたにもかかわらず、学校は当初、生徒への調査を行わずに、いじめはなかったと答えていた」と述べ、学校の対応を厳しく批判しました。
また、その後に行われた第三者による調査が「いじめられる側に問題があるという前提だった」などとして、「これ以上、遺族を傷つけることのない調査と報告を望みます」と訴えました。
このほか、NPOが行った教師へのアンケートで、「いじめられる側に原因がある」と答えた割合が4分の1に上ったという結果も報告され、いじめ防止対策推進法の施行から3年がたつ中、学校現場で、依然として、いじめの理解が進んでいないとして、教師に対する教育の徹底などを訴えました。
会場には、いじめによって命を絶った11人の子どもたちの写真や手紙などの展示コーナーもあり、訪れた人たちは一人一人の言葉をかみしめていました。
NPO法人の小森美登里さんは「今も子どもたちがいじめを苦に亡くなっている現実、遺族が苦しみ続けている実態を理解し、命を救うために何ができるか考えてほしい」と話しています。
このうち、ことし8月、いじめを苦に自殺したと見られる青森県の中学2年生、葛西りまさんの父親の剛さんは、学校側の不十分な対応を指摘したうえで、「子どもは自分の身を守るすべを知らないので、学校の中ですぐに頼れるのは先生しかいない」と訴えました。
また、おととし、いじめによって自殺したと見られる青森県の高校生大森七海さんの母親は「娘が無視や、嫌がらせを受けていたにもかかわらず、学校は当初、生徒への調査を行わずに、いじめはなかったと答えていた」と述べ、学校の対応を厳しく批判しました。
また、その後に行われた第三者による調査が「いじめられる側に問題があるという前提だった」などとして、「これ以上、遺族を傷つけることのない調査と報告を望みます」と訴えました。
このほか、NPOが行った教師へのアンケートで、「いじめられる側に原因がある」と答えた割合が4分の1に上ったという結果も報告され、いじめ防止対策推進法の施行から3年がたつ中、学校現場で、依然として、いじめの理解が進んでいないとして、教師に対する教育の徹底などを訴えました。
会場には、いじめによって命を絶った11人の子どもたちの写真や手紙などの展示コーナーもあり、訪れた人たちは一人一人の言葉をかみしめていました。
NPO法人の小森美登里さんは「今も子どもたちがいじめを苦に亡くなっている現実、遺族が苦しみ続けている実態を理解し、命を救うために何ができるか考えてほしい」と話しています。
ソース:NHK ニュース