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夜間の津波発生を想定 高知 黒潮町で避難訓練
2016-11-05 19:33:40

国連が定めた「世界津波の日」に合わせて、5日夜、南海トラフ巨大地震で全国で最も高い津波が想定されている高知県黒潮町で、夜間の津波発生を想定した避難訓練を行いました。
およそ1万1000人が住む高知県黒潮町は、南海トラフ巨大地震で全国で最も高い34メートルの津波が想定されています。
町は夜間の避難訓練をこれまで地域や集落ごとに行ってきましたが、住民の防災意識をさらに高めようと、今回、初めてすべての住民を対象にして行いました。
訓練は震度7を観測し、大津波警報が発表されたという想定で、午後7時に各家庭に備えられた受信機に町の放送が流れると、住民たちはテーブルの下に入るなどして揺れが収まるのを待ちました。そして、家族が一緒になって自宅を出て、懐中電灯などで足元を照らしながら、10分から20分ほどかけて近くの安全な高台などに避難していました。
訓練には今月25日から黒潮町で開かれる「『世界津波の日』高校生サミット」で議長を務める、高知県立大方高校1年の今村琳花さんも参加し、夜間に避難する際、危険な場所などがないか確認していました。
今村さんは「懐中電灯の電池が切れている人を見たので、自分の備えは大丈夫なのかもう一度考えたい」と話していました。
参加した60代の女性は「古い民家が多い地域なので、夜にスムーズに避難できるかとても不安ですが、しっかり備えていきたい」と話していました。
黒潮町では、こうした訓練を繰り返して、避難に時間がかかる高齢者などをはじめ、住民が素早く安全に避難できる態勢づくりを進めることにしています。
町は夜間の避難訓練をこれまで地域や集落ごとに行ってきましたが、住民の防災意識をさらに高めようと、今回、初めてすべての住民を対象にして行いました。
訓練は震度7を観測し、大津波警報が発表されたという想定で、午後7時に各家庭に備えられた受信機に町の放送が流れると、住民たちはテーブルの下に入るなどして揺れが収まるのを待ちました。そして、家族が一緒になって自宅を出て、懐中電灯などで足元を照らしながら、10分から20分ほどかけて近くの安全な高台などに避難していました。
訓練には今月25日から黒潮町で開かれる「『世界津波の日』高校生サミット」で議長を務める、高知県立大方高校1年の今村琳花さんも参加し、夜間に避難する際、危険な場所などがないか確認していました。
今村さんは「懐中電灯の電池が切れている人を見たので、自分の備えは大丈夫なのかもう一度考えたい」と話していました。
参加した60代の女性は「古い民家が多い地域なので、夜にスムーズに避難できるかとても不安ですが、しっかり備えていきたい」と話していました。
黒潮町では、こうした訓練を繰り返して、避難に時間がかかる高齢者などをはじめ、住民が素早く安全に避難できる態勢づくりを進めることにしています。
ソース:NHK ニュース