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「新しい電通を」社長から社員へメッセージ
2016-11-07 07:17:22

電通は、一連の問題を受けて7日午後、本社のホールに社員を集め、石井直社長が働き方の改善に向けた取り組みについて説明し、「チーム力を結集し、新しい電通を作り上げていこう」などとメッセージを送りました。
電通によりますと、7日午後1時から東京・港区にある電通本社のホールで、石井社長が働き方の改善に向けた今後の取り組みについて説明しました。ホールには本社の社員が集められ、大阪の関西支社や名古屋の中部支社にも中継映像で伝えられました。
この中で石井社長は、残業時間の上限の引き下げなどこれまでの対策を説明したうえで、長時間労働の背景には仕事量の増大やいかなる仕事も引き受ける気質、それに現場主義の尊重があったと説明したということです。そして業務量の見直しや、社員の働き方、評価の在り方などの変革が必要だとしました。最後には「時代を動かす仕事に挑戦したい」といった志に立ち返り、「チーム力を結集し、社が直面する課題をともに克服し、新しい電通を作り上げていこう」などとするメッセージを送ったということです。
社長による説明は1時間ほどで終了し、ホールを出てきた社員のほとんどは無言で立ち去りましたが、40代の男性社員は「『不適切な働き方があり、勤務時間の登録のしかたなどがいい加減だった』として、強くはない言い方だが『改める』と話していた。外から圧力がかからないと変わらないのは悲しいことで、『自分たちのことは自分たちで』という考えがない。自浄能力のない会社だ」と話していました。
この中で石井社長は、残業時間の上限の引き下げなどこれまでの対策を説明したうえで、長時間労働の背景には仕事量の増大やいかなる仕事も引き受ける気質、それに現場主義の尊重があったと説明したということです。そして業務量の見直しや、社員の働き方、評価の在り方などの変革が必要だとしました。最後には「時代を動かす仕事に挑戦したい」といった志に立ち返り、「チーム力を結集し、社が直面する課題をともに克服し、新しい電通を作り上げていこう」などとするメッセージを送ったということです。
社長による説明は1時間ほどで終了し、ホールを出てきた社員のほとんどは無言で立ち去りましたが、40代の男性社員は「『不適切な働き方があり、勤務時間の登録のしかたなどがいい加減だった』として、強くはない言い方だが『改める』と話していた。外から圧力がかからないと変わらないのは悲しいことで、『自分たちのことは自分たちで』という考えがない。自浄能力のない会社だ」と話していました。
ソース:NHK ニュース