投光器とうこうきを高温こうおんになる上向うわむきに 危険きけん性せい認識にんしきか調しらべ

東京とうきょう・新宿しんじゅく区くの明治めいじ神宮じんぐう外苑がいえんの会場かいじょうで展示てんじ物ぶつが焼やけ、５ご歳さいの男の子おとこのこが死亡しぼうした火災かさいで、出火しゅっか原因げんいんと見みられる白熱はくねつ電球でんきゅうを使つかった投光器とうこうきが、展示てんじ物ぶつの中なかで上うえを照てらすように設置せっちされていたことが警視庁けいしちょうへの取材しゅざいで分わかりました。この設置せっち方法ほうほうは投光器とうこうきがより高温こうおんになるということで、警視庁けいしちょうは、展示てんじ物ぶつを制作せいさくした大学生だいがくせいらが危険きけん性せいを認識にんしきしていたか調しらべを進すすめています。

今月こんげつ６ろく日にちに東京とうきょう・新宿しんじゅく区くの明治めいじ神宮じんぐう外苑がいえんのイベント会場かいじょうで起おきた火災かさいでは、日本にっぽん工業こうぎょう大学だいがくの学生がくせいらが制作せいさくした木製もくせいの展示てんじ物ぶつが焼やけ、港みなと区くの佐伯さえき健仁けんじくん（５ご）が死亡しぼう、助たすけようとした父親ちちおやなど２に人にんがやけどをしました。

警視庁けいしちょうのこれまでの調しらべで、当時とうじ、作業さぎょう用ようの白熱はくねつ電球でんきゅうを使つかった投光器とうこうきが展示てんじ物ぶつの中なかで点灯てんとうしていて、この熱ねつが原因げんいんで展示てんじ物ぶつの木きくずから火ひが出でたと見みられていますが、投光器とうこうきは、植木鉢うえきばちに入いれた状態じょうたいで、地面じめんから上うえを照てらすように設置せっちされていたことが警視庁けいしちょうへの取材しゅざいで分わかりました。
メーカーによりますと、投光器とうこうきはライトアップでの使用しようは想定そうていされておらず、上うえに向むけて点灯てんとうすると、熱ねつが籠かごもりやすくなり、数すう分ふんで電球でんきゅうの表面ひょうめん温度おんどが２に０ぜろ０ぜろ度どを超こえることもあるため、通常つうじょう、下したに向むけて使用しようするということです。

現場げんばにいた制作せいさく者しゃの大学生だいがくせいは、警視庁けいしちょうに対にたいし「燃もえるとは思おもっていなかった」という趣旨しゅしの話はなしをしているということで、警視庁けいしちょうは、投光器とうこうきの設置せっち方法ほうほうに問題もんだいがあったと見みて、大学生だいがくせいらが危険きけん性せいを認識にんしきしていたか、調しらべを進すすめています。

ソース：NHK ニュース