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若い女性 栄養不足で健康リスク増 厚労省調査
2016-11-14 08:24:39
20代と30代の女性は、痩せている人の割合がほかの世代よりも高く、エネルギーの摂取量が健康の維持に必要とされる量を下回っていることが厚生労働省の調査でわかりました。専門家は、「健康や出産時のリスクになるため、食生活の見直しが必要だ」と指摘しています。
厚生労働省は、国民の健康状態などを把握するため毎年アンケートを行っていて、去年11月、全国から無作為に抽出したおよそ3500世帯から回答を得ました。
このうち成人の女性では、肥満の程度を示す「BMI」の値が18.5未満のやせている人の割合は、平均が11.1%だったのに対して、20代では22.3%、30代は15.5%と平均を上回っていました。また、20代の女性の13.5%、30代の6.1%が朝食を全く食べていないと回答しました。
この結果、20代と30代の女性は、1日当たりのエネルギーとカルシウムなどの摂取量が、いずれも健康の維持に必要とされる量を下回っていました。また、食物繊維やカリウムも生活習慣病を防ぐための目標値を大きく下回りました。
国立健康・栄養研究所栄養疫学研究部の瀧本秀美部長は、「女性の社会進出に伴って、仕事に追われて朝食を抜いたり、体型を気にして栄養が不足したりしている女性が多い。将来的にがんや骨粗しょう症になったり、出産した子どもの体が病気に弱くなるリスクもあり、食生活の見直しが必要だ」と話しています。
このうち成人の女性では、肥満の程度を示す「BMI」の値が18.5未満のやせている人の割合は、平均が11.1%だったのに対して、20代では22.3%、30代は15.5%と平均を上回っていました。また、20代の女性の13.5%、30代の6.1%が朝食を全く食べていないと回答しました。
この結果、20代と30代の女性は、1日当たりのエネルギーとカルシウムなどの摂取量が、いずれも健康の維持に必要とされる量を下回っていました。また、食物繊維やカリウムも生活習慣病を防ぐための目標値を大きく下回りました。
国立健康・栄養研究所栄養疫学研究部の瀧本秀美部長は、「女性の社会進出に伴って、仕事に追われて朝食を抜いたり、体型を気にして栄養が不足したりしている女性が多い。将来的にがんや骨粗しょう症になったり、出産した子どもの体が病気に弱くなるリスクもあり、食生活の見直しが必要だ」と話しています。
ソース:NHK ニュース