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偽造カードで中国の口座から現金引き出しか 台湾出身の男ら逮捕
2016-11-17 03:33:52

偽造された中国のデビットカードを使って、都内のATMから中国の銀行口座の現金を引き出したなどとして、台湾出身の男4人が逮捕され、警視庁は大がかりな犯罪グループが現金の引き出し役を日本に入国させていたと見て捜査しています。
逮捕されたのは台湾出身で、住所不定、無職の陳政憲容疑者(22)で、警視庁の調べによりますと、先月、東京・品川区の銀行のATMで、偽造された中国のデビットカード、「銀聯カード」3枚を使って、中国の銀行口座に入っていた現金45万円を引き出したなどとして、窃盗などの疑いが持たれています。
警視庁によりますと、同じような手口で現金を引き出したなどとして、ほかにも、いずれも台湾出身で22歳の男3人が、ことし5月以降、逮捕されていて、4人が引き出した現金は、合わせておよそ1570万円に上るということです。
調べに対し、4人はいずれも容疑を認め、「台湾で知り合いに誘われて金を引き下ろす仕事を頼まれ、来日して指示役からカードを渡された。暗証番号はカードに書いてあった」などと供述しているということです。
4人の関係先からは中国の20余りの銀行の偽造されたカードなど、およそ200枚が押収されているということで、警視庁は大がかりな犯罪グループが、現金の引き出し役を短期間、日本に入国させていたと見て、捜査しています。
警視庁によりますと、同じような手口で現金を引き出したなどとして、ほかにも、いずれも台湾出身で22歳の男3人が、ことし5月以降、逮捕されていて、4人が引き出した現金は、合わせておよそ1570万円に上るということです。
調べに対し、4人はいずれも容疑を認め、「台湾で知り合いに誘われて金を引き下ろす仕事を頼まれ、来日して指示役からカードを渡された。暗証番号はカードに書いてあった」などと供述しているということです。
4人の関係先からは中国の20余りの銀行の偽造されたカードなど、およそ200枚が押収されているということで、警視庁は大がかりな犯罪グループが、現金の引き出し役を短期間、日本に入国させていたと見て、捜査しています。
銀聯カードとは
銀聯カードは2003年に中国で発行された、デビットカードの機能やクレジットカードの機能が付いているカードです。
このカードの日本での事業を担当している銀聯国際の日本支社によりますと、160の国と地域で利用でき、日本でもメガバンクや、コンビニエンスストアなど、およそ8万台のATMで使用できるため、いわゆる「爆買い」を行う中国人のほとんどが利用しているということです。これまでに世界で50億枚以上が発行されているということです。
今回の事件について、銀聯国際の日本支社はNHKの取材に対し、「被害があったことは確認しているが、詳細については調査中だ。警察の捜査にも全面的に協力していくつもりだ」としています。
このカードの日本での事業を担当している銀聯国際の日本支社によりますと、160の国と地域で利用でき、日本でもメガバンクや、コンビニエンスストアなど、およそ8万台のATMで使用できるため、いわゆる「爆買い」を行う中国人のほとんどが利用しているということです。これまでに世界で50億枚以上が発行されているということです。
今回の事件について、銀聯国際の日本支社はNHKの取材に対し、「被害があったことは確認しているが、詳細については調査中だ。警察の捜査にも全面的に協力していくつもりだ」としています。
ソース:NHK ニュース