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豊洲市場への移転は早ければ来年冬 小池知事が公表
2016-11-18 05:11:51

東京都の小池知事は、18日の記者会見で、築地市場の移転について、移転先となる豊洲市場の安全性が確認され、環境アセスメント=環境影響評価をやり直さない場合、早ければ、およそ1年後の来年冬に移転する環境が整うなどとした、今後の方向性を明らかにしました。
築地市場の移転については、移転先の豊洲市場の盛り土の問題が発覚したことで時期が見通せなくなっていましたが、小池知事は18日の記者会見で、今後の方向性を明らかにしました。
それによりますと、来年4月に専門家会議が豊洲市場の安全性の検証結果と必要な対策を取りまとめ、それをもとに、来年5月に都のプロジェクトチームが市場の安全性に加え、採算性なども検証し、報告書を作成します。
その後、来年6月から7月にかけて、盛り土がなされていなかった豊洲市場の環境アセスメント=環境影響評価について審議します。
そして、環境アセスメントをやり直さない場合は、小池知事が移転についての最終的な判断を行ったうえで、必要な対策工事と農林水産大臣の認可手続きを経て、早ければ、およそ1年後の来年の冬、遅くとも再来年の春に移転する環境が整うとしています。
一方、環境アセスメントをやり直す場合は、さらに1年程度、時間がかかり、再来年の冬から3年後の春にかけて移転が延期されることになります。
移転の具体的な時期が示されるのはこれが初めてで、小池知事は「科学的見地からの判断をまず行い、予断を持たずに総合的な判断に臨む必要がある」と述べました。
また、小池知事は、市場の業者への補償や支援についても公表しました。それによりますと、来月下旬から来年1月上旬にかけて補償のスキームを決めたうえで、来年4月から補償金の申請を受け付けて支払いを始めることにしています。
また、補償金の支払いまでの措置として1000万円を限度に、都が利子などを全額、負担する「つなぎ融資」を実施することを明らかにしました。
このほか、小池知事は、東京オリンピック・パラリンピックの際のアクセス道路となる「環状2号線」について、築地市場の跡地の地下にトンネルを作る従来の計画は大会に間に合わないとして、新たな道路を建設し、市場の移転が完了した段階で、トンネルを整備して完成させることを公表しました。
それによりますと、来年4月に専門家会議が豊洲市場の安全性の検証結果と必要な対策を取りまとめ、それをもとに、来年5月に都のプロジェクトチームが市場の安全性に加え、採算性なども検証し、報告書を作成します。
その後、来年6月から7月にかけて、盛り土がなされていなかった豊洲市場の環境アセスメント=環境影響評価について審議します。
そして、環境アセスメントをやり直さない場合は、小池知事が移転についての最終的な判断を行ったうえで、必要な対策工事と農林水産大臣の認可手続きを経て、早ければ、およそ1年後の来年の冬、遅くとも再来年の春に移転する環境が整うとしています。
一方、環境アセスメントをやり直す場合は、さらに1年程度、時間がかかり、再来年の冬から3年後の春にかけて移転が延期されることになります。
移転の具体的な時期が示されるのはこれが初めてで、小池知事は「科学的見地からの判断をまず行い、予断を持たずに総合的な判断に臨む必要がある」と述べました。
また、小池知事は、市場の業者への補償や支援についても公表しました。それによりますと、来月下旬から来年1月上旬にかけて補償のスキームを決めたうえで、来年4月から補償金の申請を受け付けて支払いを始めることにしています。
また、補償金の支払いまでの措置として1000万円を限度に、都が利子などを全額、負担する「つなぎ融資」を実施することを明らかにしました。
このほか、小池知事は、東京オリンピック・パラリンピックの際のアクセス道路となる「環状2号線」について、築地市場の跡地の地下にトンネルを作る従来の計画は大会に間に合わないとして、新たな道路を建設し、市場の移転が完了した段階で、トンネルを整備して完成させることを公表しました。
ソース:NHK ニュース