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真珠湾で初 日米双方の戦没者を追悼する式典開催へ
2016-11-18 04:37:35

旧日本軍による真珠湾攻撃から75年となることし、ハワイ・ホノルルの日本総領事館は、旧日本軍を含む日米双方の戦没者を追悼する式典を現地で初めて開催することになりました。式典にはアメリカ軍の関係者も出席する予定で、日本総領事館は「日米の友好関係のさらなる発展につなげたい」としています。
ホノルルの真珠湾では、毎年12月に旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者を追悼する式典が行われ、元アメリカ兵などが参加しています。
これまでの式典はアメリカ側の戦没者を追悼することが主な目的だったことから、ホノルルの日本総領事館は真珠湾攻撃から75年の節目となることし、旧日本軍を含む日米双方の戦没者を追悼する式典を現地で初めて開催することになりました。
関係者によりますと、ことしの式典は来月8日に真珠湾をのぞむ場所で開かれ、戦没者の名簿を並べて追悼する予定だということです。
アメリカ軍の関係者も出席する予定で、ホノルルの日本総領事館は「日米両国の友好関係のさらなる発展に向けた1つの機会としたい」と話しています。
これまでの式典はアメリカ側の戦没者を追悼することが主な目的だったことから、ホノルルの日本総領事館は真珠湾攻撃から75年の節目となることし、旧日本軍を含む日米双方の戦没者を追悼する式典を現地で初めて開催することになりました。
関係者によりますと、ことしの式典は来月8日に真珠湾をのぞむ場所で開かれ、戦没者の名簿を並べて追悼する予定だということです。
アメリカ軍の関係者も出席する予定で、ホノルルの日本総領事館は「日米両国の友好関係のさらなる発展に向けた1つの機会としたい」と話しています。
きっかけは静岡の医師 25年前から活動
今回の式典の開催は、静岡市に住む医師の菅野寛也さんによる地道な活動がきっかけとなりました。
昭和20年に静岡市で空襲を体験した菅野さんは、戦没者は国籍を問わず一緒に追悼すべきだと考え、25年前から真珠湾に出向いて日米双方の戦没者を追悼する取り組みを個人で行ってきました。
こうした活動はアメリカでも注目され、数年前からは軍の関係者も参加するようになったということで、今回、日本総領事館が間を取り持って式典の開催が決まりました。
来月の式典に出席する予定の菅野さんは、「日米の戦没者の追悼式を個人で始めたころはアメリカ人に冷たい態度を取られたが、少しずつ理解を得て、アメリカ側にも認識されるようになった。長年の取り組みが今回の公的な追悼式の開催につながり、感無量です」と話しています。
昭和20年に静岡市で空襲を体験した菅野さんは、戦没者は国籍を問わず一緒に追悼すべきだと考え、25年前から真珠湾に出向いて日米双方の戦没者を追悼する取り組みを個人で行ってきました。
こうした活動はアメリカでも注目され、数年前からは軍の関係者も参加するようになったということで、今回、日本総領事館が間を取り持って式典の開催が決まりました。
来月の式典に出席する予定の菅野さんは、「日米の戦没者の追悼式を個人で始めたころはアメリカ人に冷たい態度を取られたが、少しずつ理解を得て、アメリカ側にも認識されるようになった。長年の取り組みが今回の公的な追悼式の開催につながり、感無量です」と話しています。
ソース:NHK ニュース