Show Furigana
沖縄 米軍属 女性殺害事件からあすで半年 遺族が手記
2016-11-18 03:13:07

ことし5月、沖縄県で20歳の女性が殺害されて見つかり、アメリカ軍の軍属の男が起訴された事件から19日で半年となるのを前に、女性の父親がNHKに手記を寄せ、「なぜ殺されなければならなかったのか。娘の無念を思うと気持ちの整理がつきません」と悲しみの癒えない心境をつづっています。
ことし5月、沖縄県うるま市の島袋里奈さん(当時20)がウォーキングに出かけたまま行方がわからなくなり、その後、恩納村の雑木林で遺体で見つかりました。この事件では、アメリカ軍の軍属のケネフ・シンザト被告(32)が殺人などの罪で起訴されています。
事件から19日で半年となるのを前に、島袋さんの父親がNHKに手記を寄せました。この中で、父親は、「娘が生きていると信じ必死に探し回った日々を思い出すことがあります。毎朝、仏壇に手を合わせると涙が出てきます。なぜ娘なのか、なぜ殺されなければならなかったのか、今でも思います。娘の無念を思うと気持ちの整理がつきません」と悲しみの癒えない心境をつづっています。
また、「ちょっとした楽しみも持っていました。居酒屋でお酒を一緒に飲むことです。娘にお酒をついでほしかった。思い出が多くあり言葉になりません」と記しています。
一方、被告に対して「極刑を望みます。私たち遺族にはいかなる言い訳も通用しません」と強く非難したうえで、事件については「沖縄にアメリカ軍基地があるがゆえに起こることです。私たちのような苦しみ、悲しみを受ける人がいなくなるよう願います。1日でも早い基地の撤去を県民として願っています」と結んでいます。
事件から19日で半年となるのを前に、島袋さんの父親がNHKに手記を寄せました。この中で、父親は、「娘が生きていると信じ必死に探し回った日々を思い出すことがあります。毎朝、仏壇に手を合わせると涙が出てきます。なぜ娘なのか、なぜ殺されなければならなかったのか、今でも思います。娘の無念を思うと気持ちの整理がつきません」と悲しみの癒えない心境をつづっています。
また、「ちょっとした楽しみも持っていました。居酒屋でお酒を一緒に飲むことです。娘にお酒をついでほしかった。思い出が多くあり言葉になりません」と記しています。
一方、被告に対して「極刑を望みます。私たち遺族にはいかなる言い訳も通用しません」と強く非難したうえで、事件については「沖縄にアメリカ軍基地があるがゆえに起こることです。私たちのような苦しみ、悲しみを受ける人がいなくなるよう願います。1日でも早い基地の撤去を県民として願っています」と結んでいます。
遺棄現場には今も花が
遺体が見つかった現場では、18日も、被害者を悼み、手を合わせる人の姿が見られました。
現場の沖縄県恩納村の雑木林には机が置かれ、花やお茶、それにジュースやキャラクターの人形などが供えられています。
18日も花を供えに来る人の姿が見られ、このうち、うるま市の38歳の男性は月に1度ほど仕事で近くを通る際に花を供えているということです。
男性は「二十歳だった女性は今後、結婚もして子どももできた年齢なのに、経験できないまま亡くなってしまった。こうして花をささげても、生き返るわけでも時間が戻るわけでもなく、かわいそうです」と話していました。
また、東京から来たという26歳の女性は「事件に対して沖縄の人たちがすごく怒っているのはテレビでしか知りませんでしたが、怒りが癒やされていくことはないと思います。気持ちに寄り添うためにもここにもっと多くの人が訪れたらいいなと思います」と話していました。
現場の沖縄県恩納村の雑木林には机が置かれ、花やお茶、それにジュースやキャラクターの人形などが供えられています。
18日も花を供えに来る人の姿が見られ、このうち、うるま市の38歳の男性は月に1度ほど仕事で近くを通る際に花を供えているということです。
男性は「二十歳だった女性は今後、結婚もして子どももできた年齢なのに、経験できないまま亡くなってしまった。こうして花をささげても、生き返るわけでも時間が戻るわけでもなく、かわいそうです」と話していました。
また、東京から来たという26歳の女性は「事件に対して沖縄の人たちがすごく怒っているのはテレビでしか知りませんでしたが、怒りが癒やされていくことはないと思います。気持ちに寄り添うためにもここにもっと多くの人が訪れたらいいなと思います」と話していました。
ソース:NHK ニュース