Show Furigana
LGBTの子どもと教育現場の課題を考える
2016-11-19 09:14:17

LGBT、セクシュアルマイノリティーの子どもたちが直面する教育現場の課題を話し合うシンポジウムが東京都内で開かれ、LGBTの当事者が「男女という分け方だけを前提にした学校教育の在り方は見直してほしい」と訴えました。
シンポジウムは、大学の研究者や全国の当事者などで作る連合会が主催し、教育関係者などおよそ150人が参加しました。
この中で、LGBTの子どもへのいじめや排除をテーマに教育現場の課題を調査した、国際的な人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」の土井香苗さんが講演し、「『同性愛者だと教師に打ち明けたら差別的なことを言われた』『自分が認識している性に合ったトイレを使えない』など、さまざまな困難から不登校になる子どもがいる」と話し、教師への研修が必要だと指摘しました。
このあと、LGBTの当事者が課題を訴える分科会では高校教員の土肥いつきさんが「制服やトイレを含め教育現場が男女で仕分けされる中、体と心の性が一致しない生徒は葛藤を抱えている。男女という分け方だけを前提にした学校教育の在り方は見直すべきだ」と話しました。
分科会に参加した特別支援学校の教師は「LGBTだと言いだせない生徒がいるかもしれないと意識し、当事者が相談しやすい雰囲気を、もっと学校現場で作っていきたい」と話していました。
この中で、LGBTの子どもへのいじめや排除をテーマに教育現場の課題を調査した、国際的な人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」の土井香苗さんが講演し、「『同性愛者だと教師に打ち明けたら差別的なことを言われた』『自分が認識している性に合ったトイレを使えない』など、さまざまな困難から不登校になる子どもがいる」と話し、教師への研修が必要だと指摘しました。
このあと、LGBTの当事者が課題を訴える分科会では高校教員の土肥いつきさんが「制服やトイレを含め教育現場が男女で仕分けされる中、体と心の性が一致しない生徒は葛藤を抱えている。男女という分け方だけを前提にした学校教育の在り方は見直すべきだ」と話しました。
分科会に参加した特別支援学校の教師は「LGBTだと言いだせない生徒がいるかもしれないと意識し、当事者が相談しやすい雰囲気を、もっと学校現場で作っていきたい」と話していました。
ソース:NHK ニュース