Show Furigana
福島第一3号機 使用済み燃料取り出し 来年度開始は困難
2016-11-21 08:28:19
東京電力福島第一原子力発電所3号機に残された使用済み燃料の取り出しについて、国の担当者は21日、目標としていた来年度中の開始が困難になったとの見方を示しました。
福島第一原子力発電所3号機には今も566体の核燃料が使用済み燃料プールに残されたままになっていて、東京電力は来年度中の取り出し開始のため、原子炉建屋のカバーの設置をことし4月に始めることにしていました。
しかし、このカバーの設置が、作業員の被ばく対策のため、当初の予定より9か月遅い来年1月以降に始まる見通しになり、21日、現地を視察に訪れた経済産業省の木野正登廃炉・汚染水対策官は「現在、工程を精査中だが来年度中の取り出しはかなり厳しい状況にある」と述べ、目標としていた来年度中の燃料の取り出し開始が困難になったとの見方を示しました。
一方、東京電力は「カバーの設置作業は遅れているが、引き続き、安全第一で廃炉に向けた作業を行っていく」としています。
しかし、このカバーの設置が、作業員の被ばく対策のため、当初の予定より9か月遅い来年1月以降に始まる見通しになり、21日、現地を視察に訪れた経済産業省の木野正登廃炉・汚染水対策官は「現在、工程を精査中だが来年度中の取り出しはかなり厳しい状況にある」と述べ、目標としていた来年度中の燃料の取り出し開始が困難になったとの見方を示しました。
一方、東京電力は「カバーの設置作業は遅れているが、引き続き、安全第一で廃炉に向けた作業を行っていく」としています。
ソース:NHK ニュース