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鳥取中部地震1か月 復興本部会議で生活再建など確認
2016-11-21 03:17:56

鳥取県中部で最大震度6弱を観測した地震から21日で1か月です。鳥取県は、21日、新たに設置した復興本部の初めての会議を開き、生活再建など被災地の復興に向けた動きを加速させていくことを確認しました。
先月21日、鳥取県中部で発生した地震では、倉吉市と湯梨浜町、それに北栄町で震度6弱の激しい揺れを観測しました。
鳥取県によりますと、地震によるけが人は23人で、住宅の被害は1万2000棟余りに上り、このうち全壊が12棟、半壊が95棟となっています。
地震から1か月がたち、鳥取県は、21日に新たに復興本部を設置し、倉吉市など4つの市や町とテレビ電話でつないで初めての会議を開きました。鳥取県では、支援制度の適用に必要な「り災証明書」の申請がおよそ1万4000件に上る見込みで、一部の自治体では証明書の発行が始まるなど生活再建への動きが進みつつあります。
また、秋の行楽シーズンを迎える中、宿泊施設のキャンセルは今月18日までにおよそ2万9000人分に上っていますが、徐々に客足が戻りつつあるということです。鳥取県は各自治体と連携して、生活再建に向けた支援を続けるとともに、観光客を呼び戻す対策に力を入れていくことにしています。
復興本部の会議のあと、平井知事は、「県民一丸となって災害復興にむけて力をいれていきたい」と述べました。
鳥取県によりますと、地震によるけが人は23人で、住宅の被害は1万2000棟余りに上り、このうち全壊が12棟、半壊が95棟となっています。
地震から1か月がたち、鳥取県は、21日に新たに復興本部を設置し、倉吉市など4つの市や町とテレビ電話でつないで初めての会議を開きました。鳥取県では、支援制度の適用に必要な「り災証明書」の申請がおよそ1万4000件に上る見込みで、一部の自治体では証明書の発行が始まるなど生活再建への動きが進みつつあります。
また、秋の行楽シーズンを迎える中、宿泊施設のキャンセルは今月18日までにおよそ2万9000人分に上っていますが、徐々に客足が戻りつつあるということです。鳥取県は各自治体と連携して、生活再建に向けた支援を続けるとともに、観光客を呼び戻す対策に力を入れていくことにしています。
復興本部の会議のあと、平井知事は、「県民一丸となって災害復興にむけて力をいれていきたい」と述べました。
会議の内容
復興本部の会議では、倉吉市から、り災証明書の発行を22日から始めることや、湯梨浜町から、地震で落ち込んだ消費を喚起するために、プレミアムつき商品券の発行を決めたことなどが報告されました。
また、被災した人たちがさまざまな補助を申請する際に窓口の職員が足りない事態が起きないよう、県から市や町などに応援の職員を派遣するなど連携を強化していくことも確認されました。
また、被災した人たちがさまざまな補助を申請する際に窓口の職員が足りない事態が起きないよう、県から市や町などに応援の職員を派遣するなど連携を強化していくことも確認されました。
観光客 徐々に戻る
先月21日に、震度6弱の揺れを観測した鳥取県倉吉市にある観光名所、白壁土蔵群では、観光客が徐々に戻りつつあります。
近くで土産物店を営む60代の男性は「地震が起きてから最初の1週間はお客さんが全くいなくなりましたが、最近は例年の7割程度に戻っています。被災地を応援しようと来てくれるお客さんもいてありがたいです」と話していました。
徳島県から観光で訪れた40代の女性は「屋根にはブルーシートがかかっていて、生々しい被害の様子も見ました。ただ、街は落ち着いていてよいところだと思います」と話していました。一方、住宅が被災した倉吉市の70代の女性は「地震から1か月たちましたが、まだ家の壁や塀の修理ができていません。友達と、一緒に頑張ろうと励まし合っているところです」と話していました。
近くで土産物店を営む60代の男性は「地震が起きてから最初の1週間はお客さんが全くいなくなりましたが、最近は例年の7割程度に戻っています。被災地を応援しようと来てくれるお客さんもいてありがたいです」と話していました。
徳島県から観光で訪れた40代の女性は「屋根にはブルーシートがかかっていて、生々しい被害の様子も見ました。ただ、街は落ち着いていてよいところだと思います」と話していました。一方、住宅が被災した倉吉市の70代の女性は「地震から1か月たちましたが、まだ家の壁や塀の修理ができていません。友達と、一緒に頑張ろうと励まし合っているところです」と話していました。
ソース:NHK ニュース