「いい夫婦ふうふの日ひ」 調査ちょうさから見みた心こころの内側うちがわは

きょう１１月じゅういちがつ２に２に日にちは、語呂合ごろあわせで「いい夫婦ふうふの日ひ」です。夫婦ふうふのおよそ８はち割わりが「夫婦ふうふ関係かんけいは円満えんまん」と感かんじている一方いっぽう、生まれ変うまれかわったら同おなじ相手あいてと結婚けっこんしたいと考かんがえているのは全体ぜんたいのおよそ４よん割わりにとどまるという調査ちょうさ結果けっかがまとまりました。

これは先月せんげつ、生命せいめい保険ほけん会社かいしゃが２に０ぜろ代だいから７なな０ぜろ代だいまでの結婚けっこんした男女だんじょを対象たいしょうにインターネットを通をつうじて行おこない、およそ１いち６ろく０ぜろ０ぜろ人にんが回答かいとうしました。

それによると夫婦ふうふ関係かんけいが「円満えんまんである」または「まあ円満えんまんである」と答こたえた人ひとは７なな６ろく．３さん％に上のぼりました。しかし、「生まれ変うまれかわっても同おなじ相手あいてと結婚けっこんしたいか」について尋たずねると、「必かならず結婚けっこんする」または「たぶん結婚けっこんする」と答こたえた人ひとは４よん４よん．４よん％にとどまりました。

このうち男性だんせいは５ご２に．２に％が「必かならず結婚けっこんする」、または「たぶん結婚けっこんする」と答こたえた一方いっぽう、女性じょせいは３さん６ろく．７なな％で、相手あいてを「運命うんめいの人ひと」と思おもっている割合わりあいは男性だんせいに比くらべて女性じょせいが低ひくい結果けっかとなりました。

また、夫婦ふうふの関係かんけいを漢字かんじ一いち文字もじで表あらわしてもらったところ、結婚けっこんして５ご年ねん以内いないの人ひとは「愛あい」を選えらんだ人ひとが最もっとも多おおく、６ろく年ねんから１いち０ぜろ年ねん以内いないの人ひとは「楽らく」が最もっとも多おおくなりました。ところが１いち１いち年ねん目め以降いこうの人ひとたちになると「忍にん」が最もっとも多おおくなり、夫婦ふうふは「愛あい」に始はじまって「楽たのしくなり」、いつしか「忍しのんで続つづいていく」という結果けっかになりました。

調査ちょうさを行おこなった明治めいじ安田やすだ生命せいめいは「結婚けっこん生活せいかつが長ながくなると不満ふまんも増ふえ、一緒いっしょにいることも”忍耐にんたい”と感かんじるのかもしれない。ただ結果けっかを見みると、「夫婦ふうふの会話かいわ時間じかんが長ながい」人にんは相手あいてに愛情あいじょうを感かんじている割合わりあいが高たかく、相手あいてに言いわれたい言葉ことばは「ありがとう」が最もっとも多おおかった。円満えんまんのためにはふだんの会話かいわと感謝かんしゃの言葉ことばが大切たいせつかもしれない」と話はなしていました。

夫婦ふうふの関係かんけいを漢字かんじ一いち文字もじで表あらわすとどうなるのか、東京とうきょう・銀座ぎんざで聞ききました。

結婚けっこん３さん４よん年ねん目めの６ろく０ぜろ代だいの夫婦ふうふは、夫おっとは調和ちょうわの「和わ」と書かきましたが妻つまは未来みらいの「未ひつじ」を書かき、「まだまだ修行しゅぎょう中ちゅうだから」と説明せつめいしました。

結婚けっこん期間きかんがさらに長ながい、４よん０ぜろ年ねん以上いじょうという６ろく０ぜろ代だいの夫婦ふうふに聞きくと、夫おっとは友達ともだちの「友とも」を書かく一方いっぽう、妻つまは「忘」れるという字じを選えらびました。その理由りゆうについて女性じょせいは、「円満えんまんの秘ひけつは嫌いやなことを忘わすれること」と笑わらいながら話はなしました。

また結婚けっこん１いち１いち年ねん目めで、２に人にん目めの子こどもを妊娠にんしん中ちゅうの４よん０ぜろ代だいの女性じょせいは、子こどもが生うまれて生活せいかつが変化へんかしたという意味いみで「変へん」という文字もじを選えらび「子こどもを育そだてる楽たのしさを知しりましたが、夫婦ふうふの関係かんけいではお互おたがい我慢がまんしなければいけないことが増ふえました」とも話はなしていました。そのうえで、円満えんまんの秘ひけつについては「暗くらい家庭かていは嫌いやなので、子こどもにも夫おっとにもよく笑わらうようにしています」と子こどもと一緒いっしょに笑わらいながら話はなしていました。

女性じょせいの方ほうが厳きびしい意味いみのある字じを選えらぶ傾向けいこうがありましたが、いずれも説明せつめいする表情ひょうじょうは明あかるく、夫婦ふうふ円満えんまんの秘ひけつは厳きびしいことも笑わらい合あえる関係かんけいなのかもしれません。

ソース：NHK ニュース