巨大きょだい地震じしん時じの仮設かせつ住宅じゅうたく確保かくほ 国くにの検討けんとう会かいで対策たいさく議論ぎろんへ

首都しゅと直下ちょっか地震じしんや南海なんかいトラフの巨大きょだい地震じしんなどの際さい、被災ひさい者しゃが暮くらす仮設かせつ住宅じゅうたくをどう確保かくほするかについて話し合はなしあう国くにの検討けんとう会かいの初はつ会合かいごうが２に２に日にちに開ひらかれ、賃貸ちんたい住宅じゅうたくの活用かつようや建設けんせつ用地ようちの確保かくほなどの対策たいさくについて今後こんご、議論ぎろんしていくことになりました。

５ご年ねん半はん前まえの東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいでは、津波つなみなどでおよそ４よん０ぜろ万まん棟むねの住宅じゅうたくが全ぜん半壊はんかいする被害ひがいが出でましたが、国くにの想定そうていでは、首都しゅと直下ちょっか地震じしんでおよそ１いち２に８はち万まん棟むねが、南海なんかいトラフの巨大きょだい地震じしんではおよそ５ご０ぜろ０ぜろ万まん棟むねが全ぜん半壊はんかいすると推計すいけいされていて、被災ひさい者しゃの住すまいをどう確保かくほするかが大おおきな課題かだいとなっています。

２に２に日にちに開ひらかれた国くにの検討けんとう会かいの初はつ会合かいごうでは、専門せんもん家かや自治体じちたい、民間みんかん企業きぎょうの団体だんたいの代表だいひょうなど１いち４よん人にんの委員いいんが参加さんかし、首都しゅと直下ちょっか地震じしんでは、およそ９きゅう４よん万まん戸こ、南海なんかいトラフの巨大きょだい地震じしんでは、およそ２に０ぜろ５ご万まん戸この仮設かせつ住宅じゅうたくが必要ひつようになるという国くにの推計すいけい結果けっかが発表はっぴょうされました。

このうち、南海なんかいトラフの巨大きょだい地震じしんでは賃貸ちんたい住宅じゅうたくの空き家あきやなどを「みなし仮設かせつ」として最大限さいだいげん活用かつようしても、必要ひつようとされるおよそ２に０ぜろ５ご万まん戸この仮設かせつ住宅じゅうたくを確保かくほするには３さん年ねん前後ぜんごかかるとしていて、このうちおよそ４よん８はち万まん世帯せたい分ぶんについては１いち年ねん以内いないに確保かくほすることが難むずかしいとしています。

検討けんとう会かいでは、賃貸ちんたい住宅じゅうたくを活用かつようするための民間みんかん企業きぎょうとの連携れんけいや、建設けんせつ用地ようちの確保かくほ、県境けんきょうを越こえて避難ひなんする被災ひさい者しゃの住すまいをどう確保かくほするかなどについて、今後こんご、議論ぎろんしていくことになりました。検討けんとう会かいは来年らいねんの夏なつをめどに報告ほうこく書しょをまとめることにしています。

ソース：NHK ニュース