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津波 宮城の漁港で2メートル以上遡上か
2016-11-24 19:57:19

今月22日に福島県沖で発生した地震による津波は、気象庁の観測では最高で1メートル40センチでしたが、宮城県東松島市の漁港では2メートル以上の高さにまでさかのぼったと見られることがわかりました。専門家は「津波は、局所的に高くなることがあり、早めに避難することが大切だ」としています。
宮城県漁業協同組合宮戸支所によりますと、東松島市の大浜漁港では、今月22日、福島県沖でマグニチュード7.4の地震が発生したあとの午前8時ごろに津波が押し寄せ、岸壁を乗り越えて周辺の道路にまで広がったということです。漁船6隻が転覆する被害が出ましたが、港や周辺にいた人たちは、高台に避難するなどして無事でした。
当時、漁協の職員が撮影した写真には、岸壁からおよそ60メートル陸側に入った坂の路面が、本来の海面から2メートル以上の高さまでぬれている様子が捉えられています。これについて東北大学災害科学国際研究所の今村文彦教授は、「津波のあとであることは間違いない」としています。
さらに、今回、気象庁が観測した最も高い津波の高さは、仙台港での1メートル40センチでしたが、今村教授らのグループがコンピューターでシミュレーションした結果、大浜漁港の西およそ10キロの塩釜市では高さ2メートル50センチに達したということです。今村教授は、「津波は、局所的に高くなることがある。住民は、気象庁の予想の高さ以上の津波が来ることを念頭に早めに避難することが大切だ」と話しています。
また、宮城県漁協宮戸支所の佐々木孝支所長は、「人の背丈を超えるような津波が来ていたことがわかってとても驚いた」と話していました。
当時、漁協の職員が撮影した写真には、岸壁からおよそ60メートル陸側に入った坂の路面が、本来の海面から2メートル以上の高さまでぬれている様子が捉えられています。これについて東北大学災害科学国際研究所の今村文彦教授は、「津波のあとであることは間違いない」としています。
さらに、今回、気象庁が観測した最も高い津波の高さは、仙台港での1メートル40センチでしたが、今村教授らのグループがコンピューターでシミュレーションした結果、大浜漁港の西およそ10キロの塩釜市では高さ2メートル50センチに達したということです。今村教授は、「津波は、局所的に高くなることがある。住民は、気象庁の予想の高さ以上の津波が来ることを念頭に早めに避難することが大切だ」と話しています。
また、宮城県漁協宮戸支所の佐々木孝支所長は、「人の背丈を超えるような津波が来ていたことがわかってとても驚いた」と話していました。
ソース:NHK ニュース