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国会議員関係団体の政治資金 3億5000万円が飲食に
2016-11-25 09:59:26
総務省が25日に公表した政治資金収支報告書を、NHKが調べたところ、去年、国会議員に関係する200余りの政治団体で、少なくとも合わせて3億5000万円が飲食に使われていたことがわかりました。専門家は「飲食は政治活動に必要なのか線引きがあいまいで、どのような意味があるのか説明できることが大事だ」と指摘しています。
NHKは、総務省に届けられた去年の政治資金収支報告書のうち、373人の国会議員に関係する538の政治団体について、政治資金の使いみちを調べました。
このうち、飲食費としてレストランやバーなどに支出をしていた団体は4割近い212にのぼり、少なくとも合わせて3億5000万円余りの政治資金が飲食に使われていました。
中には、銀座や赤坂の会員制の高級クラブを頻繁に利用する団体もあり、クラブを運営する会社への支払いだけで、年間900万円余りに上るケースもありました。
女性従業員が接客するキャバクラなどへの支出もありました。
政治資金の飲食への支出を巡っては、東京都の舛添前知事が自宅近くのレストランなどの利用について「政治活動に利用したことが確認できない」として返金を表明したほか、国会議員の団体がキャバクラやスナックの支払いを返金したケースもあります。
政治資金に詳しい駒澤大学の富崎隆教授は「多くの国会議員の政治資金には、政党交付金として税金が一部入っており、何に使ったか市民から厳しく見られてもしかたない。政治活動に必要なのか線引きがあいまいなので、使いみちにどのような意味があるのか説明できることが大事だ」と話しています。
このうち、飲食費としてレストランやバーなどに支出をしていた団体は4割近い212にのぼり、少なくとも合わせて3億5000万円余りの政治資金が飲食に使われていました。
中には、銀座や赤坂の会員制の高級クラブを頻繁に利用する団体もあり、クラブを運営する会社への支払いだけで、年間900万円余りに上るケースもありました。
女性従業員が接客するキャバクラなどへの支出もありました。
政治資金の飲食への支出を巡っては、東京都の舛添前知事が自宅近くのレストランなどの利用について「政治活動に利用したことが確認できない」として返金を表明したほか、国会議員の団体がキャバクラやスナックの支払いを返金したケースもあります。
政治資金に詳しい駒澤大学の富崎隆教授は「多くの国会議員の政治資金には、政党交付金として税金が一部入っており、何に使ったか市民から厳しく見られてもしかたない。政治活動に必要なのか線引きがあいまいなので、使いみちにどのような意味があるのか説明できることが大事だ」と話しています。
NHKが調べた国会議員に関係する政治団体の飲食費のうち、一度に10万円以上を支払ったケースは761回に上りました。
支払い先は料亭を含む日本料理店が191回で最も多く、次いで、フランス料理やイタリア料理といった西洋料理のレストランが136回、中国料理が113回、焼き肉やしゃぶしゃぶの店への支出も80回と目立ちました。
東京の銀座や赤坂、六本木の店が多く、中にはなかなか予約が取れない人気店や、料理だけで1人3万円以上するとされる高級店の利用もありました。
カラオケ店への支出もあります。生演奏でカラオケが楽しめる店に8回で合わせておよそ150万円を支払っている団体もありました。
月別では、年の瀬の12月の支払いが82回と最も多く、ある国会議員の団体は、赤坂のフランス料理店で「忘年会飲食代」として、140万円余りを支払ったと記載していました。
支払い先は料亭を含む日本料理店が191回で最も多く、次いで、フランス料理やイタリア料理といった西洋料理のレストランが136回、中国料理が113回、焼き肉やしゃぶしゃぶの店への支出も80回と目立ちました。
東京の銀座や赤坂、六本木の店が多く、中にはなかなか予約が取れない人気店や、料理だけで1人3万円以上するとされる高級店の利用もありました。
カラオケ店への支出もあります。生演奏でカラオケが楽しめる店に8回で合わせておよそ150万円を支払っている団体もありました。
月別では、年の瀬の12月の支払いが82回と最も多く、ある国会議員の団体は、赤坂のフランス料理店で「忘年会飲食代」として、140万円余りを支払ったと記載していました。
ソース:NHK ニュース