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長野に移住の22人 音楽イベントでつながり大麻使用か
2016-11-25 09:03:58

北アルプスに近い長野県の自治体に東京などから移り住んだ住民22人が、大麻を隠し持っていたとして逮捕された事件で、住民らは以前から音楽イベントを開いて集まっていたということで、厚生労働省の麻薬取締部は、つながりを深めて大麻を使うようになった疑いもあると見て捜査を進めています。
この事件では、長野県大町市や池田町に東京や神奈川などから移り住んだ住民らが、自宅などに大麻を隠し持っていたとして、大町市の自営業、衣笠秀喜容疑者(48)と妻の朱美容疑者(45)ら22人が、大麻取締法違反の疑いで逮捕されました。
麻薬取締部によりますと、住民らは「信州申まつり」と呼ばれる音楽イベントを開催するなど、移住者どうしのコミュニティーを作り、集まっていたということです。
麻薬取締部は、住民の自宅などから8キロを超える大量の大麻を押収していて、住民が互いにつながりを深めて、大麻を栽培したり譲り渡したりして大麻を使用するようになった疑いもあると見て捜査を進めています。
住民22人のうち、衣笠容疑者と妻など16人はおおむね容疑を認め、6人は否認しているということです。
麻薬取締部によりますと、住民らは「信州申まつり」と呼ばれる音楽イベントを開催するなど、移住者どうしのコミュニティーを作り、集まっていたということです。
麻薬取締部は、住民の自宅などから8キロを超える大量の大麻を押収していて、住民が互いにつながりを深めて、大麻を栽培したり譲り渡したりして大麻を使用するようになった疑いもあると見て捜査を進めています。
住民22人のうち、衣笠容疑者と妻など16人はおおむね容疑を認め、6人は否認しているということです。
移住促進してきた大町市の担当者は
大町市まちづくり交流課によりますと、人口減少が進む中、市では移住者を呼び込もうと、平成24年度から、移住した人に市内で利用できる商品券を贈ったり、住宅の取得や空き家の改修にかかる費用を助成したりする取り組みを進め、昨年度までの3年間で、市の窓口を通しておよそ180人が移住してきたということです。
今回の事件について、大町市総務部の市河千春参事は「大町市は、長野県でも先駆けて移住を促す取り組みを重点的にやってきたので、非常にショックで残念だ」と話しています。
逮捕された住民たちは、市の助成などは受けていませんでしたが、地域の祭りや清掃作業などに積極的に参加していたということで、市河参事は「余計にショックが大きく、まさかという気持ちだ。今後も移住促進を重点的に行うのは変わらないが、事件が発生したのも事実なのでしっかり受け止めて考えたい」と話していました。
今回の事件について、大町市総務部の市河千春参事は「大町市は、長野県でも先駆けて移住を促す取り組みを重点的にやってきたので、非常にショックで残念だ」と話しています。
逮捕された住民たちは、市の助成などは受けていませんでしたが、地域の祭りや清掃作業などに積極的に参加していたということで、市河参事は「余計にショックが大きく、まさかという気持ちだ。今後も移住促進を重点的に行うのは変わらないが、事件が発生したのも事実なのでしっかり受け止めて考えたい」と話していました。
近所の人たちは
衣笠容疑者と面識があったという近所の男性は「印象がよかったので、大麻を所持しているとは思いもしませんでした。このようなことになり残念です」と話していました。
また、近所に住む女性は「こんな田舎で事件が起きるなんて、思ってもいなかったのでびっくりしています。移住してきた人とは関わりがなかったので、こういう事件があって不安です」と話していました。
また、近所に住む女性は「こんな田舎で事件が起きるなんて、思ってもいなかったのでびっくりしています。移住してきた人とは関わりがなかったので、こういう事件があって不安です」と話していました。
大麻めぐる事件 去年上回るペースで増
大麻をめぐる事件は、おととしから増えていて、ことしも去年を上回るペースで増加しています。
先月には、医療用大麻の活用を訴える活動を行っていた、元女優の高樹沙耶被告が沖縄県の自宅で大麻を所持していたとして逮捕され、その後、起訴されました。
また、鳥取県智頭町では、町おこしのためとして許可を得て大麻を栽培していた会社の代表が先月、大麻を所持していたとして逮捕、起訴されています。
警察や厚生労働省の麻薬取締部が、大麻取締法違反の疑いで逮捕するなどした検挙者の数は、平成21年の3087人をピークに減っていましたが、おととしに増加に転じ、去年は2167人と平成22年以来初めて2000人を超えました。ことしも去年を上回るペースで増えています。
麻薬取締部は、危険ドラッグが厳しく規制され取締りが強化されため、大麻の利用が広がっていると見て摘発に力を入れています。
先月には、医療用大麻の活用を訴える活動を行っていた、元女優の高樹沙耶被告が沖縄県の自宅で大麻を所持していたとして逮捕され、その後、起訴されました。
また、鳥取県智頭町では、町おこしのためとして許可を得て大麻を栽培していた会社の代表が先月、大麻を所持していたとして逮捕、起訴されています。
警察や厚生労働省の麻薬取締部が、大麻取締法違反の疑いで逮捕するなどした検挙者の数は、平成21年の3087人をピークに減っていましたが、おととしに増加に転じ、去年は2167人と平成22年以来初めて2000人を超えました。ことしも去年を上回るペースで増えています。
麻薬取締部は、危険ドラッグが厳しく規制され取締りが強化されため、大麻の利用が広がっていると見て摘発に力を入れています。
ソース:NHK ニュース