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就学支援金不正受給事件 元監査役が起訴内容認める
2016-11-28 08:50:54
三重県伊賀市にあるウィッツ青山学園高校をめぐる国の就学支援金の不正受給事件で、詐欺の罪に問われている高校の運営会社の元監査役の初公判が開かれ、元監査役は起訴された内容を認めました。
ウィッツ青山学園高校を運営する株式会社の元監査役、馬場正彦被告(56)は、すでに別の高校を卒業して受給資格がなかったり、就学の実態がなかったりする生徒などの就学支援金を三重県に申請し、250万円余りをだまし取ったとして、詐欺の罪に問われています。
28日に東京地方裁判所で開かれた初公判で、馬場元監査役は「貴重な公金である就学支援金を不正受給してしまい、深く反省しています」などと述べ、起訴された内容を認めました。
検察は冒頭陳述で「通信制課程の生徒数を増やせば、会社の業績に貢献できると考え、『何もしなくても確実に卒業資格を得られる』などと言って、高校の既卒者や就学の意欲がない人を積極的に勧誘していた」と述べました。そのうえで、「就学意欲がない人を『かかし』などと呼んで、教科書を送っていなかったほか、卒業に必要なレポートの添削指導や試験も実施していなかった」と指摘しました。
28日に東京地方裁判所で開かれた初公判で、馬場元監査役は「貴重な公金である就学支援金を不正受給してしまい、深く反省しています」などと述べ、起訴された内容を認めました。
検察は冒頭陳述で「通信制課程の生徒数を増やせば、会社の業績に貢献できると考え、『何もしなくても確実に卒業資格を得られる』などと言って、高校の既卒者や就学の意欲がない人を積極的に勧誘していた」と述べました。そのうえで、「就学意欲がない人を『かかし』などと呼んで、教科書を送っていなかったほか、卒業に必要なレポートの添削指導や試験も実施していなかった」と指摘しました。
ソース:NHK ニュース