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避難準備情報など より伝わる名称変更案を議論
2016-12-02 06:34:04

ことし8月の台風10号による大雨で、災害弱者の避難を呼びかける避難準備情報の意味が、正しく伝わらなかったことを受けて開かれた国の検討会で、避難準備情報の名称を「避難準備・高齢者避難開始」に変える案などが示されました。国は2日の議論の結果を踏まえ、変更が必要かどうかを含め判断することにしています。
台風10号による大雨で、岩手県岩泉町では、高齢者などに避難を呼びかける避難準備情報が町から発表されたものの、情報の意味が正確に伝わらず、高齢者グループホームで避難が行われないまま、川が氾濫し、入所していたお年寄り9人が死亡しました。
これを受けて、改善策を議論している国の検討会の会合が2日に開かれ、事務局を務める内閣府は、情報を受け取った施設などが理解しやすいように、現在の避難指示を「避難指示(緊急避難)」に、避難準備情報を「避難準備・高齢者避難開始」に、それぞれ変更する案を示しました。
これに対し、委員からは、名称の変更に積極的な意見は少なかったものの、もし変更するとすれば、避難準備情報を高齢者だけに限定するのは違和感があるとか、避難指示は「緊急避難」ではなく「直ちに」や「速やかに」といった表現を使うべきだなどの意見が出されていました。
国は2日の議論の結果を踏まえ、避難準備情報などの名称の変更が必要かどうかを含め、判断することにしています。
これを受けて、改善策を議論している国の検討会の会合が2日に開かれ、事務局を務める内閣府は、情報を受け取った施設などが理解しやすいように、現在の避難指示を「避難指示(緊急避難)」に、避難準備情報を「避難準備・高齢者避難開始」に、それぞれ変更する案を示しました。
これに対し、委員からは、名称の変更に積極的な意見は少なかったものの、もし変更するとすれば、避難準備情報を高齢者だけに限定するのは違和感があるとか、避難指示は「緊急避難」ではなく「直ちに」や「速やかに」といった表現を使うべきだなどの意見が出されていました。
国は2日の議論の結果を踏まえ、避難準備情報などの名称の変更が必要かどうかを含め、判断することにしています。
ソース:NHK ニュース