News
Show Furigana

ショッピングカートでどもの事故じこ多発たはつ だいけがも

2016-12-07 09:47:17

スーパーやショッピングモールなどで、どもがショッピングカートから転落てんらくするなどしてけがをする事故じこが、このねんはんほどのせられた情報じょうほうだけでもいちぜろぜろけんえ、だいけがにつながったケースもあったことから、国民こくみん生活せいかつセンターは「いのちかかわることもありうる」として注意ちゅういびかけています。
国民こくみん生活せいかつセンターが消費しょうひしゃ事故じこ調査ちょうさ協力きょうりょくしている全国ぜんこくさんぜろ医療いりょう機関きかんせられた情報じょうほうをまとめたところ、スーパーやショッピングモールなどで、ろくさい以下いかどもがショッピングカートから転落てんらくするなどしてけがをした事故じこは、ことし10月じゅうがつまでのねんはんほどのいちぜろはちけんのぼりました。

このうち、はちわり以上いじょうに当にあたるきゅういちけんどもがあたまかおにけがをして、なかには骨折こっせつろくけんあたまなどをつよって入院にゅういんした事例じれいけんなど、だいけがにつながったケースもあったということです。

事故じこ内容ないようとしては、カートからの「転落てんらく」がろくきゅうけんもっとおおく、おやはなしたすきにどもがカートのうえ立ち上たちあがったり、商品しょうひんばそうとして、幼児ようじよう座席ざせきから乗り出のりだしたりして転落てんらくするケースがられたということです。

国民こくみん生活せいかつセンターは、カートのいちばんじょう部分ぶぶんたかさがきゅうぜろセンチちかいものもあり、どもが転落てんらくするとダメージおおきいとして、商品しょうひんれるかごの部分ぶぶんにはすわらせない、幼児ようじよう座席ざせきでは立ち上たちあがったり乗り出のりだしたりさせないなど、注意ちゅういびかけています。

国民こくみん生活せいかつセンターの坂東ばんどう俊秀としひでさんは、「スーパーなどのゆかコンクリートおなじぐらいかたいところもおおく、場合ばあいによっては頭蓋骨ずがいこつ骨折こっせつしたり意識いしきうしなったりして、いのちかかわることもありうるので注意ちゅういしてほしい」とはなしています。

事故じこ実例じつれい

ショッピングカートに関にかんするどもの事故じことしては、カートからの転落てんらくやカートごとの転落てんらく、それにカートをすなどして転倒てんとうするケースや、衝突しょうとつ接触せっしょくなどがげられます。

具体ぐたいてきなケースとしては、カートにっていたいちさい女の子おんなのこ転落てんらくして後頭部こうとうぶ打撲だぼくし、その後そのご後頭部こうとうぶなかにたまったのう圧迫あっぱくしていたため入院にゅういんして治療ちりょうけたということです。また、さんさい男の子おとこのこが、カートにのぼろうとしたさい後ろ向うしろむきにカートと一緒いっしょたおれ、後頭部こうとうぶかおった事例じれいもありました。

衝突しょうとつによる事故じことしては、さんさい男の子おとこのこがカートをしてはしっていたらかべ激突げきとつし、あたまったケースなどが報告ほうこくされています。

まちひとたちのこえ

ショッピングカートに関にかんするどもの事故じこについて、東京とうきょう世田谷せたがや商店しょうてんがい取材しゅざいこたえたさんぜろだい母親ははおやは、「どもがカートにっていて、からだらしたりすると、カートのバランスくずれてあぶないなとおもったことがあります。転落てんらくする事故じこがあるといて、とてもおどろきました」とはなしていました。

また、よんぜろだい母親ははおやは、「いまおおきくなったのでせていませんが、どもが男の子おとこのこなので、カートのうえあばれたり立ち上たちあがったりして、危険きけんおもいをしたことがありました。買い物かいものをしているときにはなさないとか、しっかりとカートをさえているなど、事故じこきないようにをつけないといけないとおもいます」とはなしていました。

一方いっぽう買い物かいものちゅうどもがったショッピングカートとぶつかったことがあるというななぜろだい女性じょせいは、「どもが『あれって、これって』とさわいだりあばれたりして、ぶつかったり、ぶつかりそうになったりしました。子育こそだてをしているお母おかあさんを注意ちゅういするのもかわいそうですが、とてもこわいとおもいました」とはなしていました。
ソース:NHK ニュース