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ショッピングカートで子どもの事故多発 大けがも
2016-12-07 09:47:17
スーパーやショッピングモールなどで、子どもがショッピングカートから転落するなどしてけがをする事故が、この5年半ほどの間に寄せられた情報だけでも100件を超え、大けがにつながったケースもあったことから、国民生活センターは「命に関わることもありうる」として注意を呼びかけています。
国民生活センターが消費者事故の調査に協力している全国30の医療機関に寄せられた情報をまとめたところ、スーパーやショッピングモールなどで、6歳以下の子どもがショッピングカートから転落するなどしてけがをした事故は、ことし10月までの5年半ほどの間で108件に上りました。
このうち、8割以上に当たる91件で子どもが頭や顔にけがをして、中には骨折が6件、頭などを強く打って入院した事例が5件など、大けがにつながったケースもあったということです。
事故の内容としては、カートからの「転落」が69件と最も多く、親が目を離したすきに子どもがカートの上で立ち上がったり、商品に手を伸ばそうとして、幼児用の座席から身を乗り出したりして転落するケースが見られたということです。
国民生活センターは、カートのいちばん上の部分は高さが90センチ近いものもあり、子どもが転落するとダメージが大きいとして、商品を入れるかごの部分には座らせない、幼児用の座席では立ち上がったり身を乗り出したりさせないなど、注意を呼びかけています。
国民生活センターの坂東俊秀さんは、「スーパーなどの床はコンクリートと同じぐらい固いところも多く、場合によっては頭蓋骨を骨折したり意識を失ったりして、命に関わることもありうるので注意してほしい」と話しています。
このうち、8割以上に当たる91件で子どもが頭や顔にけがをして、中には骨折が6件、頭などを強く打って入院した事例が5件など、大けがにつながったケースもあったということです。
事故の内容としては、カートからの「転落」が69件と最も多く、親が目を離したすきに子どもがカートの上で立ち上がったり、商品に手を伸ばそうとして、幼児用の座席から身を乗り出したりして転落するケースが見られたということです。
国民生活センターは、カートのいちばん上の部分は高さが90センチ近いものもあり、子どもが転落するとダメージが大きいとして、商品を入れるかごの部分には座らせない、幼児用の座席では立ち上がったり身を乗り出したりさせないなど、注意を呼びかけています。
国民生活センターの坂東俊秀さんは、「スーパーなどの床はコンクリートと同じぐらい固いところも多く、場合によっては頭蓋骨を骨折したり意識を失ったりして、命に関わることもありうるので注意してほしい」と話しています。
事故の実例は
ショッピングカートに関する子どもの事故としては、カートからの転落やカートごとの転落、それにカートを押すなどして転倒するケースや、衝突や接触などが挙げられます。
具体的なケースとしては、カートに乗っていた1歳の女の子が転落して後頭部を打撲し、その後、後頭部の中にたまった血が脳を圧迫していたため入院して治療を受けたということです。また、3歳の男の子が、カートに上ろうとした際に後ろ向きにカートと一緒に倒れ、後頭部や顔を打った事例もありました。
衝突による事故としては、3歳の男の子がカートを押して走っていたら壁に激突し、頭を打ったケースなどが報告されています。
具体的なケースとしては、カートに乗っていた1歳の女の子が転落して後頭部を打撲し、その後、後頭部の中にたまった血が脳を圧迫していたため入院して治療を受けたということです。また、3歳の男の子が、カートに上ろうとした際に後ろ向きにカートと一緒に倒れ、後頭部や顔を打った事例もありました。
衝突による事故としては、3歳の男の子がカートを押して走っていたら壁に激突し、頭を打ったケースなどが報告されています。
街の人たちの声は
ショッピングカートに関する子どもの事故について、東京・世田谷区の商店街で取材に答えた30代の母親は、「子どもがカートに乗っていて、体を揺らしたりすると、カートのバランスが崩れて危ないなと思ったことがあります。転落する事故があると聞いて、とても驚きました」と話していました。
また、40代の母親は、「今は大きくなったので乗せていませんが、子どもが男の子なので、カートの上で暴れたり立ち上がったりして、危険な思いをしたことがありました。買い物をしているときに目を離さないとか、しっかりとカートを押さえているなど、事故が起きないように気をつけないといけないと思います」と話していました。
一方、買い物中に子どもが乗ったショッピングカートとぶつかったことがあるという70代の女性は、「子どもが『あれ買って、これ買って』と騒いだり暴れたりして、ぶつかったり、ぶつかりそうになったりしました。子育てをしているお母さんを注意するのもかわいそうですが、とても怖いと思いました」と話していました。
また、40代の母親は、「今は大きくなったので乗せていませんが、子どもが男の子なので、カートの上で暴れたり立ち上がったりして、危険な思いをしたことがありました。買い物をしているときに目を離さないとか、しっかりとカートを押さえているなど、事故が起きないように気をつけないといけないと思います」と話していました。
一方、買い物中に子どもが乗ったショッピングカートとぶつかったことがあるという70代の女性は、「子どもが『あれ買って、これ買って』と騒いだり暴れたりして、ぶつかったり、ぶつかりそうになったりしました。子育てをしているお母さんを注意するのもかわいそうですが、とても怖いと思いました」と話していました。
ソース:NHK ニュース