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真珠湾攻撃から75年 退役軍人らが参列し 慰霊式典
2016-12-07 22:13:10

慰霊式典はアメリカ・ハワイの真珠湾のふ頭で7日行われ、真珠湾攻撃や太平洋戦争を経験した退役軍人とその家族らおよそ3800人が参列しました。
日本は、75年前の1941年12月7日にアメリカ軍の拠点となっていた真珠湾を攻撃し、この攻撃で2400人余りが死亡しました。式典ではアメリカ太平洋軍のハリス司令官が演説を行い、「第2次世界大戦の尊い犠牲の上にある平和を守るため、今われわれは日本を含む同盟国と活動している。和解がかつての敵を最も緊密な友人へと変えたのだ」と述べました。
安倍総理大臣は今月下旬に、現職の総理大臣として初めて真珠湾を訪れてアメリカのオバマ大統領と共に犠牲者を慰霊することを明らかにしています。
式典に参列し沖縄戦も経験したという90歳の退役軍人の男性は、「もう遠い昔のことでつらい気持ちはありません。戦争が終わり友好的な関係が築けた国の指導者が訪れてくれることはとてもうれしいことです」と話していました。
また真珠湾攻撃の際に近くに住んでいたという女性は、「かつて敵どうしだった国の指導者がそろってこの地を訪問することはすばらしいことだと思います」と話していました。
ハワイでは7日から8日にかけて各地で慰霊の催しが行われ、追悼の祈りに包まれます。
日本は、75年前の1941年12月7日にアメリカ軍の拠点となっていた真珠湾を攻撃し、この攻撃で2400人余りが死亡しました。式典ではアメリカ太平洋軍のハリス司令官が演説を行い、「第2次世界大戦の尊い犠牲の上にある平和を守るため、今われわれは日本を含む同盟国と活動している。和解がかつての敵を最も緊密な友人へと変えたのだ」と述べました。
安倍総理大臣は今月下旬に、現職の総理大臣として初めて真珠湾を訪れてアメリカのオバマ大統領と共に犠牲者を慰霊することを明らかにしています。
式典に参列し沖縄戦も経験したという90歳の退役軍人の男性は、「もう遠い昔のことでつらい気持ちはありません。戦争が終わり友好的な関係が築けた国の指導者が訪れてくれることはとてもうれしいことです」と話していました。
また真珠湾攻撃の際に近くに住んでいたという女性は、「かつて敵どうしだった国の指導者がそろってこの地を訪問することはすばらしいことだと思います」と話していました。
ハワイでは7日から8日にかけて各地で慰霊の催しが行われ、追悼の祈りに包まれます。
日系人団体理事長 安倍首相の真珠湾訪問を歓迎
今月下旬に安倍総理大臣がハワイを訪れ、オバマ大統領と共に真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊することについて、日系人などでつくる団体「米日カウンシル」のデニス・テラニシ理事長がNHKの取材に応じました。
自身もハワイで暮らす日系人のテラニシ理事長は、今回の慰霊について「両国の2国間関係を強化するうえでとても重要なことだ。さらに、われわれ日系人にとっては歴史的なことだと思う」と述べました。
そのうえで、「過去に敵対していた日本とアメリカが戦後、友好関係を築いてきたことの象徴的な出来事になると思う。世界でも最も強固な同盟となっている日米が協力関係を深めることは世界にとっても有意義なことになると思う」と述べて、歓迎する意向を示しました。
自身もハワイで暮らす日系人のテラニシ理事長は、今回の慰霊について「両国の2国間関係を強化するうえでとても重要なことだ。さらに、われわれ日系人にとっては歴史的なことだと思う」と述べました。
そのうえで、「過去に敵対していた日本とアメリカが戦後、友好関係を築いてきたことの象徴的な出来事になると思う。世界でも最も強固な同盟となっている日米が協力関係を深めることは世界にとっても有意義なことになると思う」と述べて、歓迎する意向を示しました。
ソース:NHK ニュース