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韓国 大統領弾劾議案を議長が報告 あす採決へ
2016-12-08 05:54:09

韓国の国会では、8日、野党3党が提出していた、パク・クネ(朴槿恵)大統領の弾劾を求める議案について議長による報告が行われ、9日午後の本会議で採決される見通しとなりました。カギを握る与党非主流派の重鎮は「国民の意思を受け入れなければならないと判断した」と述べ、9日の採決で賛成票を投じる考えを示し、ほかの与党議員の投票行動に影響を与えるのか注目されます。
韓国の国会では、8日午後2時半すぎから本会議が開かれ、冒頭、野党3党が提出していたパク・クネ大統領の弾劾を求める議案について、チョン・セギュン(丁世均)議長が報告し、議案は国会法に基づいて会期末の9日、午後3時から開かれる本会議で採決される見通しとなりました。
国会議員の3分の2に当たる200人以上の賛成で議案が可決されるには、野党3党と無所属の議員に加え、28人以上の与党議員が賛成に回る必要があり、与党内でパク大統領と距離を置く非主流派の動向がカギを握っています。
その非主流派の重鎮、キム・ムソン(金武星)前代表は、8日午後に開いた記者会見で、「政権誕生の一翼を担った者として、重大な責任を感じている」と謝罪したうえで、「国民の意思を受け入れなければならないと判断した」と述べ、9日の採決で賛成票を投じる考えを示しました。
ただ、旅客船セウォル号が沈没した際の大統領の対応が、弾劾を求める理由の1つとして議案に盛り込まれたことについて、非主流派の内部で難色を示す意見が相次いだものの、野党側が議案の修正を拒否した経緯もあり、キム前代表の発言が、ほかの与党議員の投票行動に影響を与えるのか注目されます。
国会議員の3分の2に当たる200人以上の賛成で議案が可決されるには、野党3党と無所属の議員に加え、28人以上の与党議員が賛成に回る必要があり、与党内でパク大統領と距離を置く非主流派の動向がカギを握っています。
その非主流派の重鎮、キム・ムソン(金武星)前代表は、8日午後に開いた記者会見で、「政権誕生の一翼を担った者として、重大な責任を感じている」と謝罪したうえで、「国民の意思を受け入れなければならないと判断した」と述べ、9日の採決で賛成票を投じる考えを示しました。
ただ、旅客船セウォル号が沈没した際の大統領の対応が、弾劾を求める理由の1つとして議案に盛り込まれたことについて、非主流派の内部で難色を示す意見が相次いだものの、野党側が議案の修正を拒否した経緯もあり、キム前代表の発言が、ほかの与党議員の投票行動に影響を与えるのか注目されます。
ソース:NHK ニュース