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ボクシング 世界3階級制覇の長谷川穂積 現役引退表明
2016-12-09 04:42:42

WBC=世界ボクシング評議会、スーパーバンタム級のチャンピオンで、日本の男子選手では史上最年長で世界タイトルを獲得した長谷川穂積選手が現役引退を表明しました。
かつてWBCのバンタム級で10回のタイトル防衛を果たした長谷川選手は、ことし9月、WBCのス-パーバンタム級タイトルマッチで日本の男子選手としては史上最年長の35歳9か月で世界タイトルを獲得し、日本の選手では4人目となる3階級制覇も果たしました。
長谷川選手は、その後、現役を続行するかどうか注目されていましたが、9日午後神戸市内のホテルで記者会見し、世界タイトルを返上し現役を引退することを表明しました。
引退の理由について長谷川選手は、「自分がどのくらい強いか知りたくてボクシングを始めたが、強さを証明することができた。これ以上、心と体を一致させて戦う理由がなくなり、チャンピオンのまま引退しようと思った」とすっきりとした表情で話しました。
そのうえで、「チャンピオンでないときも温かい声援を送っていただいたファンの方々には本当に感謝している。これからも1人の人間として次のステージに挑戦していくので応援してほしい」と述べました。長谷川選手は、今後については少し休んでから決めたいということですが、引き続きボクシングに関わっていきたいとしています。
長谷川選手は、その後、現役を続行するかどうか注目されていましたが、9日午後神戸市内のホテルで記者会見し、世界タイトルを返上し現役を引退することを表明しました。
引退の理由について長谷川選手は、「自分がどのくらい強いか知りたくてボクシングを始めたが、強さを証明することができた。これ以上、心と体を一致させて戦う理由がなくなり、チャンピオンのまま引退しようと思った」とすっきりとした表情で話しました。
そのうえで、「チャンピオンでないときも温かい声援を送っていただいたファンの方々には本当に感謝している。これからも1人の人間として次のステージに挑戦していくので応援してほしい」と述べました。長谷川選手は、今後については少し休んでから決めたいということですが、引き続きボクシングに関わっていきたいとしています。
軽快なフットワーク 鋭いカウンター
長谷川穂積選手は、兵庫県西脇市出身の35歳。平成11年に18歳でプロデビューしました。軽快なフットワークを生かしたディフェンスと鋭いカウンターが持ち味で、平成17年、WBC=世界ボクシング評議会のバンタム級タイトルマッチで、当時、最強のチャンピオンと呼ばれたタイのウィラポン選手を破って24歳で初の世界王座につきました。その後、およそ5年にわたって、10回連続でタイトル防衛を果たし、日本のエースとして安定した強さを見せました。
平成22年には11回目の防衛に失敗したものの、その年に階級を上げてWBCのフェザー級のタイトルを獲得しました。そして、ことし9月には、35歳9か月で挑戦したWBCのスーパーバンタム級タイトルマッチでチャンピオンのメキシコの選手に勝って、5年ぶりに世界チャンピオンに返り咲き、日本の男子選手では史上最年長で世界タイトルを獲得するとともに、日本の選手で4人目となる3階級制覇を果たしました。
平成22年には11回目の防衛に失敗したものの、その年に階級を上げてWBCのフェザー級のタイトルを獲得しました。そして、ことし9月には、35歳9か月で挑戦したWBCのスーパーバンタム級タイトルマッチでチャンピオンのメキシコの選手に勝って、5年ぶりに世界チャンピオンに返り咲き、日本の男子選手では史上最年長で世界タイトルを獲得するとともに、日本の選手で4人目となる3階級制覇を果たしました。
ソース:NHK ニュース