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スノーボード 不祥事ですべての強化指定選手の活動停止
2016-12-09 08:23:08

未成年の選手による大麻の使用や飲酒など不祥事が相次ぐスノーボードで、先月下旬からほかの選手も不祥事に関わっているとする複数の投書があり、全日本スキー連盟はスノーボード部のすべての強化指定選手の活動を停止させ、第三者委員会による調査を始めました。
スノーボードの選手をめぐってはことしになって強化指定を受けている未成年の選手による大麻の使用や飲酒など不祥事が相次いで発覚しています。
全日本スキー連盟では飲酒に関わった選手の処分を検討していたところ、先月下旬からほかの選手も不祥事に関わっているとする匿名の投書が4通届いたということです。
このためスキー連盟は弁護士や専門家などによる第三者委員会を立ち上げ、スノーボードで強化指定を受けている選手24人をはじめ、コーチやスタッフなどへの聞き取り調査を9日から始めました。
選手ごとに不祥事に関わっていないと判断できるまでは、大会への出場や部としての合宿など活動を停止させるということです。そのうえでワールドカップなど国際大会への出場を直近に控えている選手から聞き取りを進め、影響を最小限に抑えたいとしています。
全日本スキー連盟の古川年正専務理事は「選手の不祥事や更生も含め、私たち組織に重い責任がある。第三者に調査していただいて抜本的に是正しなければならない」と話しました。
全日本スキー連盟では飲酒に関わった選手の処分を検討していたところ、先月下旬からほかの選手も不祥事に関わっているとする匿名の投書が4通届いたということです。
このためスキー連盟は弁護士や専門家などによる第三者委員会を立ち上げ、スノーボードで強化指定を受けている選手24人をはじめ、コーチやスタッフなどへの聞き取り調査を9日から始めました。
選手ごとに不祥事に関わっていないと判断できるまでは、大会への出場や部としての合宿など活動を停止させるということです。そのうえでワールドカップなど国際大会への出場を直近に控えている選手から聞き取りを進め、影響を最小限に抑えたいとしています。
全日本スキー連盟の古川年正専務理事は「選手の不祥事や更生も含め、私たち組織に重い責任がある。第三者に調査していただいて抜本的に是正しなければならない」と話しました。
スノーボード部とは
全日本スキー連盟は、ジャンプやノルディック複合など種目ごとに6つの部を設けて選手の強化や遠征などの活動にあたっています。このうち、スノーボード部には、ハーフパイプ、アルペン、スノーボードクロスで、今シーズンは合わせて24人が強化選手に指定されています。
この中には、アルペン女子でソチオリンピックのパラレル大回転の銀メダリスト、竹内智香選手も含まれ、今月15日には今シーズンのワールドカップ初戦を控え、このあとほかの選手も続々と大会を迎える予定です。
今シーズンは、1年2か月後に行われるピョンチャンオリンピックのプレシーズンとなる重要なシーズンで、ワールドカップはもちろん、来年3月には世界選手権も開催されます。不祥事に関わっていないという判断が出ずに活動停止の期間が長引けば、世界のトップレベルの戦いを経験できないことになり、オリンピックに向けた調整の遅れが懸念されます。
一方、ハーフパイプの男子でソチオリンピック銀メダルの平野歩夢選手と、銅メダルの平岡卓選手はプロとしての活動を優先させるためなどとして、今シーズンは強化指定選手ではなく、活動停止の対象になっていません。
この中には、アルペン女子でソチオリンピックのパラレル大回転の銀メダリスト、竹内智香選手も含まれ、今月15日には今シーズンのワールドカップ初戦を控え、このあとほかの選手も続々と大会を迎える予定です。
今シーズンは、1年2か月後に行われるピョンチャンオリンピックのプレシーズンとなる重要なシーズンで、ワールドカップはもちろん、来年3月には世界選手権も開催されます。不祥事に関わっていないという判断が出ずに活動停止の期間が長引けば、世界のトップレベルの戦いを経験できないことになり、オリンピックに向けた調整の遅れが懸念されます。
一方、ハーフパイプの男子でソチオリンピック銀メダルの平野歩夢選手と、銅メダルの平岡卓選手はプロとしての活動を優先させるためなどとして、今シーズンは強化指定選手ではなく、活動停止の対象になっていません。
ソース:NHK ニュース