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韓国検察 元経済首席補佐官を起訴 “大統領も共謀関係”
2016-12-11 09:09:44

韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領の知人らをめぐる一連の事件を捜査してきた検察は、大統領の意向を受けて財閥に対し副会長を辞職させるよう圧力をかけたとして、新たに大統領府の元経済首席秘書官を強要未遂の罪で在宅起訴し、パク大統領も「共謀関係にあった」と判断しました。
一連の事件を捜査してきた韓国の検察は11日、パク・クネ大統領の意向を受けて財閥「CJグループ」の副会長を辞職させるよう会長に圧力をかけたとして、大統領府のチョ・ウォンドン(趙源東)元経済首席秘書官を強要未遂の罪で在宅起訴し、パク大統領も「共謀関係にあった」という判断を示しました。
パク大統領の共謀関係が検察によって指摘されたのは、これで3度目です。
また検察は、公務上の秘密を漏えいした罪で起訴した前秘書官チョン・ホソン被告から押収した携帯電話に残されていた236件の音声ファイルの内容を明らかにし、この中には、パク大統領と、大統領の長年の知人のチェ・スンシル(崔順実)被告、それにチョン被告が3人で通話していたファイルが11件あったということです。
検察は11日で一連の事件の捜査を終え、これまでに作成した捜査資料は政府から独立した立場の特別検察官に引き継ぎ、今後、特別検察官によるパク大統領本人への事情聴取が大きな焦点になります。
パク大統領の共謀関係が検察によって指摘されたのは、これで3度目です。
また検察は、公務上の秘密を漏えいした罪で起訴した前秘書官チョン・ホソン被告から押収した携帯電話に残されていた236件の音声ファイルの内容を明らかにし、この中には、パク大統領と、大統領の長年の知人のチェ・スンシル(崔順実)被告、それにチョン被告が3人で通話していたファイルが11件あったということです。
検察は11日で一連の事件の捜査を終え、これまでに作成した捜査資料は政府から独立した立場の特別検察官に引き継ぎ、今後、特別検察官によるパク大統領本人への事情聴取が大きな焦点になります。
韓国副首相「経済安定に全力」
一方、ユ・イルホ(柳一鎬)副首相兼企画財政相は11日、外国メディアを対象に記者会見を開き、大統領の職務停止という事態が韓国経済に与える影響について、消費者の心理が萎縮するかどうか注視するとしたうえで、「政府として経済の安定と強化のために全力を尽くす」と述べ、外国投資家らの懸念払拭(ふっしょく)に努める姿勢を示しました。
ソース:NHK ニュース