来年度らいねんど予算よさん案あん 一般いっぱん会計かいけい９きゅう７なな兆ちょう４よん５ご０ぜろ０ぜろ億おく円えんで最終さいしゅう調整ちょうせい

政府せいふは、来年度らいねんど（平成へいせい２に９きゅう年度ねんど）の予算よさん案あんについて、高齢こうれい化かで医療いりょうや介護かいごなどに充あてる「社会しゃかい保障ほしょう費ひ」が増ふえることから、一般いっぱん会計かいけいの総額そうがくを過去かこ最大さいだいとなる９きゅう７なな兆ちょう４よん５ご０ぜろ０ぜろ億おく円えん程度ていどとすることで最終さいしゅう的てきな調整ちょうせいに入はいりました。

それによりますと、「歳出さいしゅつ」のうち、「社会しゃかい保障ほしょう費ひ」は、医療いりょう・介護かいご分野ぶんやで所得しょとくのある高齢こうれい者しゃの自己じこ負担ふたんを増ふやすことなどで、今年度こんねんどの当初とうしょ予算よさんと比くらべ５ご０ぜろ０ぜろ０ぜろ億おく円えん程度ていどの増加ぞうかに抑おさえますが、それでも３さん２に兆ちょう４よん７なな０ぜろ０ぜろ億おく円えん程度ていどに膨ふくらみます。

また、「防衛ぼうえい費ひ」は過去かこ最大さいだいの５ご兆ちょう１いち３さん０ぜろ０ぜろ億おく円えん程度ていど、「公共こうきょう事業じぎょう費ひ」は今年度こんねんどとほぼ同おなじ５ご兆ちょう９きゅう８はち０ぜろ０ぜろ億おく円えん程度ていどとなる見通みとおしです。

一方いっぽう、国くにから地方ちほうに配分はいぶんする「地方ちほう交付こうふ税ぜい」は今年度こんねんどより２に９きゅう０ぜろ０ぜろ億おく円えん程度ていど増ふえ、１いち５ご兆ちょう５ご７なな０ぜろ０ぜろ億おく円えん程度ていどとなる見通みとおしです。

国くにの借金しゃっきんに当あたる国債こくさいの償還しょうかんや利払りばらいに充あてる費用ひようの「国債こくさい費ひ」は、日銀にちぎんのマイナス金利きんり政策せいさくで金利きんりが下さがっていることから、今年度こんねんどを８はち０ぜろ０ぜろ億おく円えん程度ていど下回したまわる２に３さん兆ちょう５ご３さん０ぜろ０ぜろ億おく円えん程度ていどとなる見通みとおしです。

この結果けっか、一般いっぱん会計かいけいの総額そうがくは、今年度こんねんどの当初とうしょ予算よさんを７なな３さん０ぜろ０ぜろ億おく円えん程度ていど上回うわまわる、過去かこ最大さいだいの９きゅう７なな兆ちょう４よん５ご０ぜろ０ぜろ億おく円えん程度ていどとすることで最終さいしゅう的てきな調整ちょうせいに入はいりました。

一方いっぽう、「歳入さいにゅう」は、「税収ぜいしゅう」が、景気けいきの緩ゆるやかな回復かいふくで法人ほうじん税収ぜいしゅうが伸のびると見込みこみ、今年度こんねんどの当初とうしょ予算よさんを１いち１いち０ぜろ０ぜろ億おく円えん程度ていど上回うわまわる５ご７なな兆ちょう７なな１いち０ぜろ０ぜろ億おく円えん程度ていどとしました。

国債こくさいの新規しんき発行はっこう額がくは３さん４よん兆ちょう３さん７なな０ぜろ０ぜろ億おく円えん程度ていどと、今年度こんねんどより６ろく０ぜろ０ぜろ億おく円えん程度ていど減へらし、当初とうしょ予算よさん案あんとしては７なな年ねん連続れんぞくで前まえの年度ねんどを下回したまわる見通みとおしですが、歳入さいにゅう全体ぜんたいの３さん５ご．３さん％を借金しゃっきんに頼たよる厳きびしい状況じょうきょうが続つづいています。

政府せいふは来年度らいねんど予算よさん案あんを午後ごご２に時じから行おこなう麻生あそう副ふく総理そうり兼けん財務ざいむ大臣だいじんと各かく大臣だいじんとの閣僚かくりょう折衝せっしょうなどを経へて固かため、今月こんげつ２に２に日にちに決定けっていすることにしています。

ソース：NHK ニュース