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ロシア大使殺害 組織的関与ないか捜査
2016-12-20 19:25:20

トルコの首都アンカラで、現地駐在のロシア大使が警察官の男に銃で殺害された事件では、トルコとロシアの治安当局が合同での捜査に乗り出し、男の家族や友人などを拘束して、男による単独の犯行なのか組織的な関与があったのかどうかなどを詳しく調べています。
アンカラで19日、写真展の開会式のスピーチをしていたロシアのアンドレイ・カルロフ大使が、トルコ警察の機動隊に所属する男に銃で撃たれて死亡し、男もその場で射殺されました。
男は銃撃の後、「アレッポを忘れるな」と叫んだことから、ロシアの支援を受けたシリアのアサド政権がアレッポのほぼ全域を制圧し、大勢の市民が犠牲になったことへの報復を行ったとの見方が出ています。
一方、アナトリア通信によりますと、トルコのチャウシュオール外相は20日、アメリカのケリー国務長官と電話で会談し、今回の事件に、トルコ政府がことし7月のクーデター未遂を企てたと主張しているイスラム組織「ギュレン教団」が関与しているという見方を伝えたということですが、具体的な根拠は明らかにされていません。
この事件をめぐってはトルコとロシアの両政府が合同で捜査に乗り出していて、このうちトルコの治安当局はこれまでに男の家族や友人など、10人余りを拘束し、男による単独の犯行なのか、「ギュレン教団」を含め、何らかの組織的な関与があったのかどうかなどを、詳しく調べています。
男は銃撃の後、「アレッポを忘れるな」と叫んだことから、ロシアの支援を受けたシリアのアサド政権がアレッポのほぼ全域を制圧し、大勢の市民が犠牲になったことへの報復を行ったとの見方が出ています。
一方、アナトリア通信によりますと、トルコのチャウシュオール外相は20日、アメリカのケリー国務長官と電話で会談し、今回の事件に、トルコ政府がことし7月のクーデター未遂を企てたと主張しているイスラム組織「ギュレン教団」が関与しているという見方を伝えたということですが、具体的な根拠は明らかにされていません。
この事件をめぐってはトルコとロシアの両政府が合同で捜査に乗り出していて、このうちトルコの治安当局はこれまでに男の家族や友人など、10人余りを拘束し、男による単独の犯行なのか、「ギュレン教団」を含め、何らかの組織的な関与があったのかどうかなどを、詳しく調べています。
ひつぎ乗せた特別機モスクワへ
トルコの首都アンカラで警察官の男に銃で撃たれて死亡したロシアのカルロフ大使のひつぎを乗せた特別機が、20日夜、モスクワ郊外の空港に到着し、ラブロフ外相とロシアを訪れているトルコのチャウシュオール外相がそろって出迎えました。
空港では半旗が掲げられるなか、特別機から大使のひつぎがロシア軍のぎじょう兵によって運び出され、大使の遺族とともにロシアとトルコの外相がひつぎに寄り添い、哀悼の意を示しました。
この模様は、国営テレビで中継されるなど、主要メディアで大きく伝えられていて、事件がロシアに広げた衝撃の大きさを改めて示すかたちとなっています。
空港では半旗が掲げられるなか、特別機から大使のひつぎがロシア軍のぎじょう兵によって運び出され、大使の遺族とともにロシアとトルコの外相がひつぎに寄り添い、哀悼の意を示しました。
この模様は、国営テレビで中継されるなど、主要メディアで大きく伝えられていて、事件がロシアに広げた衝撃の大きさを改めて示すかたちとなっています。
ソース:NHK ニュース