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政府 普天間基地移設進める方針 沖縄県の理解求める
2016-12-22 22:32:44

政府は、沖縄のアメリカ軍北部訓練場の半分以上が返還されたことを受けて、基地負担の軽減に引き続き取り組むとして、普天間基地の移設を進めていく方針です。ただ、沖縄県内では新型輸送機オスプレイの事故に反発が強まっていることから、政府は、アメリカ側に安全対策に万全を期すよう求めるなど、移設工事の早期再開に理解を求めていくことにしています。
沖縄県最大のアメリカ軍の演習場、北部訓練場は、日米両政府の合意から20年が経過して、22日、半分以上のおよそ4000ヘクタールが日本側に返還され、沖縄の本土復帰以降、返還された面積は最大規模となりました。稲田防衛大臣は返還を記念する式典で、「引き続き、沖縄の負担軽減のため、最大限努力していく」と述べました。
政府は、工事を中止している普天間基地の移設を進めていく方針で、最高裁判所の確定判決を受けて、沖縄県の翁長知事が埋め立て承認の取り消しを撤回したあと、埋め立ての本体工事を再開させる方針です。
ただ、沖縄県内では、普天間基地に所属する新型輸送機オスプレイが、移設先から4キロほど離れた名護市の浅瀬に不時着して大破した事故に反発が強まっています。
翁長知事は22日、北部訓練場の返還記念式典を欠席する一方で、オスプレイの事故を抗議する集会に出席したあと、「オスプレイの配備撤回、普天間基地の早期返還という公約を改めて構築していく決意だ」と述べました。
こうしたことから、政府は、アメリカ側に対し、オスプレイの飛行にあたっては安全対策に万全を期すよう求めるなど、普天間基地の移設工事の早期再開に向けて、沖縄県側の理解を求めていくことにしています。
政府は、工事を中止している普天間基地の移設を進めていく方針で、最高裁判所の確定判決を受けて、沖縄県の翁長知事が埋め立て承認の取り消しを撤回したあと、埋め立ての本体工事を再開させる方針です。
ただ、沖縄県内では、普天間基地に所属する新型輸送機オスプレイが、移設先から4キロほど離れた名護市の浅瀬に不時着して大破した事故に反発が強まっています。
翁長知事は22日、北部訓練場の返還記念式典を欠席する一方で、オスプレイの事故を抗議する集会に出席したあと、「オスプレイの配備撤回、普天間基地の早期返還という公約を改めて構築していく決意だ」と述べました。
こうしたことから、政府は、アメリカ側に対し、オスプレイの飛行にあたっては安全対策に万全を期すよう求めるなど、普天間基地の移設工事の早期再開に向けて、沖縄県側の理解を求めていくことにしています。
防衛省 沖縄の自治体と会談
稲田防衛大臣は22日から2日間の日程で沖縄県を訪れており、22日は沖縄県最大のアメリカ軍の演習場、北部訓練場の半分以上の返還を記念して、名護市で開かれた政府主催の式典に出席しました。
このあと稲田大臣は22日夜、那覇市内のホテルで、アメリカ軍の新型輸送機オスプレイが所属する普天間基地がある宜野湾市の佐喜真市長や、オスプレイが訓練を行っている北部訓練場がある国頭村の宮城村長、東村の伊集村長と会談しました。
この中で稲田大臣は、オスプレイが今月13日に名護市の浅瀬に不時着して大破した事故を受けて、アメリカ軍が一時的に停止していた飛行を再開させたことについて、アメリカ側に安全対策の徹底を求めていくことを伝え、理解を求めたものと見られます。
このあと稲田大臣は22日夜、那覇市内のホテルで、アメリカ軍の新型輸送機オスプレイが所属する普天間基地がある宜野湾市の佐喜真市長や、オスプレイが訓練を行っている北部訓練場がある国頭村の宮城村長、東村の伊集村長と会談しました。
この中で稲田大臣は、オスプレイが今月13日に名護市の浅瀬に不時着して大破した事故を受けて、アメリカ軍が一時的に停止していた飛行を再開させたことについて、アメリカ側に安全対策の徹底を求めていくことを伝え、理解を求めたものと見られます。
ソース:NHK ニュース