クマの肉食にくしょくべた１いち５ご人にん せん毛せんもう虫ちゅうによる食中毒しょくちゅうどくに

水戸みと市しの飲食いんしょく店てんで、客きゃくが持ち込もちこんだクマの肉にくを使つかった料理りょうりを食たべた１いち５ご人にんが発疹はっしんや発熱はつねつなどの症状しょうじょうを訴うったえ、保健所ほけんじょは動物どうぶつに寄生きせいする「せん毛せんもう虫ちゅう」による食中毒しょくちゅうどくと断定だんていしました。茨城いばらき県けんによりますと、せん毛せんもう虫ちゅうによる食中毒しょくちゅうどくが確認かくにんされたのは国内こくないで４よん例れい目めだということです。

茨城いばらき県けんによりますと、先月せんげつ２に４よん日にちから今月こんげつ８はち日にちにかけて水戸みと市し南町みなみまちの飲食いんしょく店てん「ビゴリ」で提供ていきょうされた「熊くま肉にくのロースト」を食たべた２に０ぜろ代だいから５ご０ぜろ代だいの１いち５ご人にんがその後そのご、発疹はっしんや発熱はつねつなどの症状しょうじょうを訴うったえて医療いりょう機関きかんを受診じゅしんしました。
このうち１いち人にんが入院にゅういんしましたが、すでに退院たいいんし、全員ぜんいん、回復かいふくに向むかっているということです。

提供ていきょうされたクマの肉にくは、客きゃくの１いち人にんが北海道ほっかいどうで捕獲ほかくされたものを知人ちじんからもらい受うけて店みせに持ち込もちこんだものだったということです。

水戸みと保健所ほけんじょで調しらべた結果けっか、冷凍れいとう保管ほかんされていた肉にくから寄生虫きせいちゅうの「せん毛せんもう虫ちゅう」が見みつかったほか患者かんじゃからも「せん毛せんもう虫ちゅう」の抗体こうたいが見みつかりました。
このため保健所ほけんじょはせん毛せんもう虫ちゅうによる食中毒しょくちゅうどくと断定だんていし、この飲食いんしょく店てんを当面とうめん、営業えいぎょう停止ていしにしました。

「せん毛せんもう虫ちゅう」は、クマなどの野生やせい動物どうぶつや家畜かちくに寄生きせいし、その肉にくを十分じゅうぶんに加熱かねつしないで食たべると発熱はつねつや腹痛はらいたなどの症状しょうじょうを引き起ひきおこすということです。

茨城いばらき県けんによりますとせん毛せんもう虫ちゅうによる食中毒しょくちゅうどくは珍めずらしく、国内こくないで確認かくにんされたのは４よん例れい目めだということです。

ソース：NHK ニュース