東京とうきょう五輪ごりん・パラで活用かつようを 競技きょうぎの採点さいてんなどにＡえいＩあいの目め

４よん年ねん後ごの東京とうきょうオリンピック・パラリンピックの開催かいさいに向むけて、競技きょうぎの採点さいてんなどにＡえいＩあい＝人工じんこう知能ちのうを活用かつようしようという技術ぎじゅつ開発かいはつが、大手おおて電機でんきメーカーの間まで盛さかんになっています。

富士通ふじつうが開発かいはつしているのは、体操たいそう競技きょうぎの得点とくてんを判定はんていする審判しんぱんを支援しえんするＡえいＩあいです。
会社かいしゃによりますと、体操たいそう競技きょうぎは年々ねんねん、技わざの技術ぎじゅつが高度こうどになり、審判しんぱんの目視もくしだけでは正確せいかくに判定はんていすることが難むずかしい場合ばあいもあります。
開発かいはつしている技術ぎじゅつは、選手せんしゅの体からだに向むけて１いち秒間びょうかんに２に３さん０ぜろ万まんのレーザー光線れ-ざ-こうせんを当あてて骨格こっかくの動うごきを捉とらえることで、体からだをひねる回数かいすうや腕うでの角度かくどなどを正確せいかくに把握はあくできるということです。
そのうえで、ＡＩがあらかじめ学習がくしゅうした採点さいてんの基準きじゅんと照てらし合あわせて出だした判定はんていを審判しんぱんに伝つたえることができるとしています。
富士通ふじつう研究所けんきゅうじょ応用おうよう研究けんきゅうセンターの佐々木ささき和雄かずお所長しょちょうは「実際じっさいにオリンピックの審判しんぱんの判定はんていに使つかってもらうために、日本にっぽんの技術ぎじゅつでさらに精度せいどを高たかめていきたい」と話はなしています。

東芝とうしばは、ラグビーの試合しあいをＡＩが分析ぶんせきし、戦略せんりゃくを立たてる監督かんとくやコーチを支援しえんする技術ぎじゅつを開発かいはつしています。
このＡＩは、試合しあいが入り乱いりみだれて、選手せんしゅやボールの状況じょうきょうが人間にんげんの目めでは把握はあくしきれない場合ばあいでも、画像がぞうや音声おんせいを分析ぶんせきすることで状況じょうきょうを予測よそくできるということです。
試合しあいの進行しんこうを詳細しょうさいにデータ化かし、監督かんとくやコーチが次つぎの試合しあいの戦略せんりゃくを組み立くみたてる際さいに支援しえんできるとしています。
東芝とうしばの開発かいはつ担当たんとうの田中たなか孝たかしさんは「今後こんごはスポーツだけでなく、工場こうじょう内ないでの作業さぎょう員いんの動うごきや小売こうり店てんでの接客せっきゃくなどにもＡえいＩあいの分析ぶんせき技術ぎじゅつを活用かつようしたい」と話はなしています。

ソース：NHK ニュース