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仏で日本人大学生不明 位置情報データなど基に捜索
2016-12-24 09:09:51

フランス東部で行方がわからなくなっている日本人の女子大学生について、現地の警察はNHKの取材に対し、女子大学生が持っていた携帯電話の位置情報のデータなどを基に捜索を続けているものの、広範囲に及ぶため、時間がかかるおそれもあることを明らかにしました。
フランス東部のブザンソンに留学している、筑波大学の学生で東京都出身の黒崎愛海さん(21)の行方が今月4日からわからなくなり、現地の警察は事件に巻き込まれた可能性があると見て捜査しています。
警察によりますと、黒崎さんは今月4日、友人とダンスの練習をして、いったん留学先の大学の寮に戻り、夜、20代の男の留学生とレストランで食事をしたあと、連絡が取れなくなったということです。
警察によりますと、女子大学生が持っていた携帯電話の位置情報のデータなどを基に行方を捜しているということですが、現地の警察のトップはNHKの取材に対し、捜索の範囲は周辺の湖など広範囲に及び、時間がかかるおそれもあることを明らかにしました。
警察は、市の公式ツイッターを通じて情報提供を呼びかけるとともに、大学の寮などに情報提供を求める紙を貼り出していますが、これまでに有力な手がかりは得られていないということです。
警察は、週末も捜索を続けるとともに、20代の留学生が何らかの事情を知っていると見て、行方を調べています。
警察によりますと、黒崎さんは今月4日、友人とダンスの練習をして、いったん留学先の大学の寮に戻り、夜、20代の男の留学生とレストランで食事をしたあと、連絡が取れなくなったということです。
警察によりますと、女子大学生が持っていた携帯電話の位置情報のデータなどを基に行方を捜しているということですが、現地の警察のトップはNHKの取材に対し、捜索の範囲は周辺の湖など広範囲に及び、時間がかかるおそれもあることを明らかにしました。
警察は、市の公式ツイッターを通じて情報提供を呼びかけるとともに、大学の寮などに情報提供を求める紙を貼り出していますが、これまでに有力な手がかりは得られていないということです。
警察は、週末も捜索を続けるとともに、20代の留学生が何らかの事情を知っていると見て、行方を調べています。
大学生の母親「無事を信じて待っています」
黒崎愛海さんの母親の妙子さんは、外務省を通じてコメントを出しました。
コメントでは、「現在、私の娘、黒崎愛海が留学先のフランスで行方不明になっている件について、さまざまな報道がなされていますが、家族として現地警察による捜索が行われている以外のことは承知しておりませんので、何かコメントすることも難しい状況です。いずれにしましても、家族としては、本人の無事を信じて待っています。どうか、こうした私たち家族の気持ちを尊重して、静かにそっとしておいていただきたいと思います」としています。
コメントでは、「現在、私の娘、黒崎愛海が留学先のフランスで行方不明になっている件について、さまざまな報道がなされていますが、家族として現地警察による捜索が行われている以外のことは承知しておりませんので、何かコメントすることも難しい状況です。いずれにしましても、家族としては、本人の無事を信じて待っています。どうか、こうした私たち家族の気持ちを尊重して、静かにそっとしておいていただきたいと思います」としています。
知人「最近まで変わった様子なかった」
黒崎さんについて、留学前から深い親交があるという女性は、最近まで変わった様子はなかったと話しています。
この女性によりますと、黒崎さんは、フランスに留学したことし9月以降、交流サイトのフェイスブックに、友人などとフランスの世界遺産を観光している様子や、現地の人の家に招かれて食事を食べている様子、祭りに参加している様子などを、「楽しい」といった短いコメントとともに毎週のように投稿していました。
写真には黒崎さんが笑顔で写っていて、女性は「現地の生活を楽しんでいる様子がうかがえ、特に変わった様子は見られなかった」と話しています。
しかし、行方不明になる直前の今月1日にほかの人の記事を引用したあと、3週間にわたって投稿は途絶えています。
女性は「留学先でも交友関係が広がっている様子で安心していましたが、行方不明になったという話を聞いて驚いています。早く見つかってほしい」と話していました。
この女性によりますと、黒崎さんは、フランスに留学したことし9月以降、交流サイトのフェイスブックに、友人などとフランスの世界遺産を観光している様子や、現地の人の家に招かれて食事を食べている様子、祭りに参加している様子などを、「楽しい」といった短いコメントとともに毎週のように投稿していました。
写真には黒崎さんが笑顔で写っていて、女性は「現地の生活を楽しんでいる様子がうかがえ、特に変わった様子は見られなかった」と話しています。
しかし、行方不明になる直前の今月1日にほかの人の記事を引用したあと、3週間にわたって投稿は途絶えています。
女性は「留学先でも交友関係が広がっている様子で安心していましたが、行方不明になったという話を聞いて驚いています。早く見つかってほしい」と話していました。
筑波大学が会見「無事に帰ってきてほしい」
黒崎さんが在籍する筑波大学は24日午後、記者会見しました。
大学は、黒崎さんは社会・国際学群国際総合学類の3年生で、フランス東部のブザンソンの大学にはことし9月から1年間の予定で留学していたことを明らかにしました。
そのうえで、会見に出席した玉川信一学生担当副学長は、「黒崎さんは学ぶことに対して大変意欲的な学生でした。何とか無事に帰ってきてほしいという思いを持ち続けています」と述べました。
黒崎さんは先進国の貧困問題に関心を寄せ、世界の中でも社会保障制度が進んでいるとして、フランスへの留学を決めたということで、会見に出席した関根久雄国際総合学類長は、「フランスでの経験を生かして、日本の母子家庭への経済的支援や社会保障に関するソーシャルビジネスを立ち上げたいという意欲や夢を持っていました。行動力や積極性、それに社交性を持っていて、将来の活躍を十分期待できる模範になるような学生の1人です」と述べました。
筑波大学では大学の職員をフランスの現地に送り、情報の把握に努めているということです。
大学は、黒崎さんは社会・国際学群国際総合学類の3年生で、フランス東部のブザンソンの大学にはことし9月から1年間の予定で留学していたことを明らかにしました。
そのうえで、会見に出席した玉川信一学生担当副学長は、「黒崎さんは学ぶことに対して大変意欲的な学生でした。何とか無事に帰ってきてほしいという思いを持ち続けています」と述べました。
黒崎さんは先進国の貧困問題に関心を寄せ、世界の中でも社会保障制度が進んでいるとして、フランスへの留学を決めたということで、会見に出席した関根久雄国際総合学類長は、「フランスでの経験を生かして、日本の母子家庭への経済的支援や社会保障に関するソーシャルビジネスを立ち上げたいという意欲や夢を持っていました。行動力や積極性、それに社交性を持っていて、将来の活躍を十分期待できる模範になるような学生の1人です」と述べました。
筑波大学では大学の職員をフランスの現地に送り、情報の把握に努めているということです。
ソース:NHK ニュース