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慰安婦問題 プサンの日本総領事館前に少女像
2016-12-28 07:25:58

慰安婦問題をめぐる日韓両政府の合意からちょうど1年の28日、韓国南部、プサン(釜山)にある日本総領事館の前に地元の学生らが、この問題を象徴する少女像を置き、像の設置は許可できないとする地元の区側や警察との間で小競り合いとなっています。
28日午後、韓国プサンにある日本総領事館の前に、地元の学生らが慰安婦問題を象徴する少女像を運び込み、警察官の制止を振り切って歩道の上に置きました。
この学生らは、以前から、少女像を作って総領事館前に設置するための募金活動をしていましたが、総領事館がある区の区長は「公道に像を設置することは許可できない」という立場を示していました。
学生らは今月31日に像の設置を強行するとしていましたが、慰安婦問題をめぐる日韓両政府の合意からちょうど1年の28日、予告なしに像を運び込んだものです。
これを受けて、区の担当者や警察官たちが、学生らに対して、像を設置することは認められないと改めて説明し、ほかの場所に運ぶよう働きかけていますが、学生らは強く反発して像の周りに座り込んでいて、時折、双方の間で小競り合いが起きています。
慰安婦問題の合意をめぐっては、ソウルの日本大使館前にある少女像の撤去を日本政府が求めているものの、依然めどがたっておらず、これに加えてプサンの総領事館前にも少女像が設置されれば、日韓関係に悪影響を及ぼすことは避けられない見通しです。
この学生らは、以前から、少女像を作って総領事館前に設置するための募金活動をしていましたが、総領事館がある区の区長は「公道に像を設置することは許可できない」という立場を示していました。
学生らは今月31日に像の設置を強行するとしていましたが、慰安婦問題をめぐる日韓両政府の合意からちょうど1年の28日、予告なしに像を運び込んだものです。
これを受けて、区の担当者や警察官たちが、学生らに対して、像を設置することは認められないと改めて説明し、ほかの場所に運ぶよう働きかけていますが、学生らは強く反発して像の周りに座り込んでいて、時折、双方の間で小競り合いが起きています。
慰安婦問題の合意をめぐっては、ソウルの日本大使館前にある少女像の撤去を日本政府が求めているものの、依然めどがたっておらず、これに加えてプサンの総領事館前にも少女像が設置されれば、日韓関係に悪影響を及ぼすことは避けられない見通しです。
外務省「設置なら遺憾」
外務省幹部は記者団に対し、「像は、まだ固定されていない段階だと聞いているが、仮に設置されるのであれば遺憾であり、当然、撤去を求めていく。プサン市や警察も、像の設置は望ましくないと考えており、設置されないように対応していると聞いているので、状況を注視したい」と述べました。
ソース:NHK ニュース