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トルコ銃乱射事件 逃走中のキルギスからの男を捜査
2017-01-03 19:57:34

トルコ最大の都市、イスタンブールのナイトクラブに男が押し入って銃を乱射し、39人が死亡した事件で、治安当局は過激派組織IS=イスラミックステートが関与したという見方を強め、ISとのつながりが疑われる8人を拘束して調べるとともに、逃走中の容疑者の行方を捜しています。
トルコのイスタンブールの中心部にあるナイトクラブに、1日に男が押し入って銃を乱射し、外国人を含む39人が死亡、およそ70人がけがをした事件で、現地の主要メディアは3日、治安当局の話として、逃走中の容疑者は去年11月20日に中央アジアのキルギスから妻と2人の子どもとともに、飛行機でイスタンブールに来たと伝えました。
男はその後、首都アンカラを経て、トルコ中部のコンヤでアパートを借りて滞在したあと、先月29日に陸路で再びイスタンブールに入ったとされています。
この事件をめぐっては、過激派組織ISがインターネット上に声明を出し、トルコが隣国のシリアでISへの軍事作戦を続けていることへの報復として、ナイトクラブを襲撃したと主張しています。
現地のメディアによりますと、治安当局も事件にISが関与したという見方を強めていて、ISとのつながりが疑われる8人を拘束して調べるとともに、逃走中の男の行方を捜しています。
男はその後、首都アンカラを経て、トルコ中部のコンヤでアパートを借りて滞在したあと、先月29日に陸路で再びイスタンブールに入ったとされています。
この事件をめぐっては、過激派組織ISがインターネット上に声明を出し、トルコが隣国のシリアでISへの軍事作戦を続けていることへの報復として、ナイトクラブを襲撃したと主張しています。
現地のメディアによりますと、治安当局も事件にISが関与したという見方を強めていて、ISとのつながりが疑われる8人を拘束して調べるとともに、逃走中の男の行方を捜しています。
非常事態宣言を3か月間延長
トルコ政府は、去年7月のクーデター未遂のあとに出した非常事態宣言をさらに3か月間延長して、ことし4月中旬までとすることを決めました。
非常事態宣言の下では、政府はクーデター未遂に関わったと見ているイスラム組織「ギュレン教団」に加え、クルド系の武装組織や過激派組織IS=イスラミックステートなど、治安を脅かすおそれがある組織とつながりがあると見られる人物を通常の手続きを簡略化して拘束することができます。
非常事態宣言は去年10月に延長され、今月19日で終わることになっていましたが、ナイトクラブでの乱射事件を受けて、与党は「テロリストの攻撃にさらされており、必要なかぎりは非常事態宣言を続ける」として、再延長の方針を打ち出していました。
トルコ政府は非常事態宣言の下で、政府に批判的な組織などの摘発も続けていくと見られ、野党などは「職権乱用だ」と反発しています。
非常事態宣言の下では、政府はクーデター未遂に関わったと見ているイスラム組織「ギュレン教団」に加え、クルド系の武装組織や過激派組織IS=イスラミックステートなど、治安を脅かすおそれがある組織とつながりがあると見られる人物を通常の手続きを簡略化して拘束することができます。
非常事態宣言は去年10月に延長され、今月19日で終わることになっていましたが、ナイトクラブでの乱射事件を受けて、与党は「テロリストの攻撃にさらされており、必要なかぎりは非常事態宣言を続ける」として、再延長の方針を打ち出していました。
トルコ政府は非常事態宣言の下で、政府に批判的な組織などの摘発も続けていくと見られ、野党などは「職権乱用だ」と反発しています。
ソース:NHK ニュース