「たすき反そり」大だい相撲すもう 十じゅう両りょうの宇良うらが珍めずらしい決きまり手しゅ

大だい相撲すもう初はつ場所ばしょ１いち３さん日にち目めの十じゅう両りょうの取組とりくみで、宇良うらが珍めずらしい決きまり手しゅの「たすき反そり」で勝かちました。日本にっぽん相撲すもう協会きょうかいが決きまり手しゅを発表はっぴょうするようになった昭和しょうわ３さん０ぜろ年ねんの夏場なつば所しょ以降いこう、十じゅう両りょう、幕内まくうち通つうじて「たすき反そり」が出でたのは初はじめてです。

「たすき反そり」が出でたのは十じゅう両りょうの宇良うらと天風てんぷうとの取組とりくみで、宇良うらが相手あいての左ひだりひじを抱え込かかえこみながら、下したに潜り込もぐりこむように腰こしを落おとし、体からだを後うしろに反そって豪快ごうかいに倒たおしました。

日本にっぽん相撲すもう協会きょうかいが決きまり手しゅを発表はっぴょうするようになった昭和しょうわ３さん０ぜろ年ねんの夏場なつば所しょ以降いこう、十じゅう両りょう、幕内まくうち通つうじて「たすき反そり」が出でたのは初はじめてです。東ひがしの十じゅう両りょう３さん枚まい目めの宇良うらは、これで１いち０ぜろ勝しょう３さん敗はいとしました。

宇良うらは関西かんさい学院がくいん大学だいがく出身しゅっしんで、アマチュア時代じだいは大技おおわざの「い反そり」を得意とくいとし、国際こくさい大会たいかいでの優勝ゆうしょう経験けいけんもあります。おととしの春場所はるばしょに初はつ土俵どひょうを踏ふんでからは、大だい相撲すもうの土俵どひょうで「い反そり」を決きめたことはありませんでしたが、今こん場所ばしょ、アマチュア時代じだいを通をつうじて自身じしん初はつという「たすき反そり」を決きめて会場かいじょうを沸わかせました。

宇良うらは「その場ばに応おうじて体からだが反応はんのうした」と取組とりくみを振り返ふりかえったあと、珍めずらしい技わざを決きめたことについて「名前なまえが残のこればいい」と話はなしていました。
審判しんぱん長ちょうを務つとめた元もと大関おおぜき・武双山むそうやまの藤島ふじしま親方おやかたは「あれは宇良うらにしかできない。今こん場所ばしょ、調子ちょうしもいいし、新しん入幕にゅうまくも狙ねらえる可能かのう性せいもある。残のこり２に日にちが大事だいじになる」と話はなしていました。

ソース：NHK ニュース