News
Show Furigana

トランプ大統領だいとうりょう TPPから離脱りだつ 大統領だいとうりょうれい署名しょめい

2017-01-23 17:11:48

avatar
play
アメリカのトランプ大統領だいとうりょうさんにち、TPP=環太平洋かんたいへいようパートナーシップ協定きょうていから離脱りだつするための大統領だいとうりょうれい署名しょめいし、TPP協定きょうてい発効はっこうのめどがたなくなりました。トランプ大統領だいとうりょうは、今後こんご、アメリカにより有利ゆうりかたちこくかん経済けいざい連携れんけい協定きょうていけた交渉こうしょうすすめたいかんがえです。
アメリカのトランプ大統領だいとうりょうさんにち、TPP=環太平洋かんたいへいようパートナーシップ協定きょうていから離脱りだつするための大統領だいとうりょうれい署名しょめいして、「アメリカの労働ろうどうしゃにとってよいことだ」とべました。

TPP協定きょうていをめぐっては、去年きょねん2月にがつ日本にっぽんやアメリカなどいちか国かこく署名しょめいし、各国かっこくで、国内こくない承認しょうにん手続てつづきがすすめられていました。
TPP協定きょうてい発効はっこうには、アメリカの承認しょうにんかせない仕組しくみになっていて、離脱りだつ決定けっていによって、TPP協定きょうてい発効はっこうのめどがたなくなりました。

トランプ大統領だいとうりょう今後こんご、TPP協定きょうていわりに、アメリカにより有利ゆうりかたちこくかん経済けいざい連携れんけい協定きょうていけた交渉こうしょうすすめたいかんがえです。

トランプ大統領だいとうりょうにち高官こうかん宣誓せんせいしきで、NAFTAなふた北米ほくべい自由じゆう貿易ぼうえき協定きょうていについても見直みなおしにけてメキシコやカナダとの協議きょうぎはいることに言及げんきゅうしました。

大統領だいとうりょうがこれまで主張しゅちょうしてきた保護ほご主義しゅぎてき通商つうしょう政策せいさく就任しゅうにん早々そうそう実行じっこううつそうとしていて、貿易ぼうえき相手あいてこくでは、アメリカの国益こくえきさい優先ゆうせんかかげて圧力あつりょくつよめてくるとして、警戒けいかいかんたかまっています。

トランプ大統領だいとうりょう「TPPは正式せいしきわった」

トランプ大統領だいとうりょうは、さんにち、ホワイトハウスで労働ろうどう組合くみあい関係かんけいしゃなどと会談かいだんし、TPP協定きょうていからの離脱りだつについて、「TPPは正式せいしきわった。とても強力きょうりょく大統領だいとうりょうれい署名しょめいをしたところだ。TPPはただしいみちではなかった。われわれは交渉こうしょう参加さんかこくいちたいいちこくかん経済けいざい連携れんけい協定きょうてい目指めざす。それはすばらしいものになるだろう」とべました。

ホワイトハウス「べい通商つうしょう政策せいさくしん時代じだい

TPPからの離脱りだつについて、ホワイトハウスのスパイサー報道ほうどうかんは、「この大統領だいとうりょうれいは、トランプ政権せいけん世界中せかいじゅう同盟どうめいこくこくかん貿易ぼうえき協定きょうてい追求ついきゅうする、アメリカの通商つうしょう政策せいさくあらたな時代じだいひらくものだ。トランプ政権せいけんが、世界せかいてき公平こうへい貿易ぼうえきもとめていくというつよいシグナルだ」とべ、アメリカがこれまでにむすんだ既存きそん貿易ぼうえき協定きょうていふくめ、幅広はばひろ見直みなおしをすすめていくかんがえをしめしました。

与党よとうない評価ひょうか批判ひはん

これについて、もともとはTPP協定きょうてい推進すいしん立場たちばだったアメリカ議会ぎかい与党よとう共和党きょうわとう有力ゆうりょくしゃ、ライアン下院かいん議長ぎちょうさんにち声明せいめい発表はっぴょうし、「トランプ大統領だいとうりょうはよりよい貿易ぼうえき協定きょうてい目指めざすという公約こうやくつらぬいている」として評価ひょうかする姿勢しせいしめしました。

一方いっぽうで、共和党きょうわとう重鎮じゅうちん、マケイン上院じょういん議員ぎいん声明せいめいで、「アメリカの経済けいざいアジア太平洋たいへいよう地域ちいきでの戦略せんりゃくてき立場たちば重大じゅうだい結果けっかまね深刻しんこくあやまりだ」としてつよ批判ひはんしました。
そのうえでマケイン議員ぎいんは、「この決定けっていがアメリカの輸出ゆしゅつ促進そくしんする機会きかいうばい、中国ちゅうごく経済けいざいルールをつくみちひらくだろう」として懸念けねんしめしました。
ソース:NHK ニュース