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トランプ大統領 TPPから離脱 大統領令に署名
2017-01-23 17:11:48

アメリカのトランプ大統領は23日、TPP=環太平洋パートナーシップ協定から離脱するための大統領令に署名し、TPP協定は発効のめどが立たなくなりました。トランプ大統領は、今後、アメリカにより有利な形の2国間の経済連携協定に向けた交渉を進めたい考えです。
アメリカのトランプ大統領は23日、TPP=環太平洋パートナーシップ協定から離脱するための大統領令に署名して、「アメリカの労働者にとってよいことだ」と述べました。
TPP協定をめぐっては、去年2月、日本やアメリカなど12か国が署名し、各国で、国内の承認手続きが進められていました。
TPP協定の発効には、アメリカの承認が欠かせない仕組みになっていて、離脱の決定によって、TPP協定は発効のめどが立たなくなりました。
トランプ大統領は今後、TPP協定の代わりに、アメリカにより有利な形の2国間の経済連携協定に向けた交渉を進めたい考えです。
トランプ大統領は22日、高官の宣誓式で、NAFTA=北米自由貿易協定についても見直しに向けてメキシコやカナダとの協議に入ることに言及しました。
大統領がこれまで主張してきた保護主義的な通商政策を就任早々、実行に移そうとしていて、貿易相手国の間では、アメリカの国益を最優先に掲げて圧力を強めてくるとして、警戒感が高まっています。
TPP協定をめぐっては、去年2月、日本やアメリカなど12か国が署名し、各国で、国内の承認手続きが進められていました。
TPP協定の発効には、アメリカの承認が欠かせない仕組みになっていて、離脱の決定によって、TPP協定は発効のめどが立たなくなりました。
トランプ大統領は今後、TPP協定の代わりに、アメリカにより有利な形の2国間の経済連携協定に向けた交渉を進めたい考えです。
トランプ大統領は22日、高官の宣誓式で、NAFTA=北米自由貿易協定についても見直しに向けてメキシコやカナダとの協議に入ることに言及しました。
大統領がこれまで主張してきた保護主義的な通商政策を就任早々、実行に移そうとしていて、貿易相手国の間では、アメリカの国益を最優先に掲げて圧力を強めてくるとして、警戒感が高まっています。
トランプ大統領「TPPは正式に終わった」
トランプ大統領は、23日、ホワイトハウスで労働組合の関係者などと会談し、TPP協定からの離脱について、「TPPは正式に終わった。とても強力な大統領令に署名をしたところだ。TPPは正しい道ではなかった。われわれは交渉参加国と1対1の2国間の経済連携協定を目指す。それはすばらしいものになるだろう」と述べました。
ホワイトハウス「米通商政策の新時代」
TPPからの離脱について、ホワイトハウスのスパイサー報道官は、「この大統領令は、トランプ政権が世界中の同盟国と2国間の貿易協定を追求する、アメリカの通商政策の新たな時代を開くものだ。トランプ政権が、世界的に公平な貿易を求めていくという強いシグナルだ」と述べ、アメリカがこれまでに結んだ既存の貿易協定も含め、幅広く見直しをすすめていく考えを示しました。
与党内に評価と批判も
ソース:NHK ニュース